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コグニザントは、企業向けのAIエージェント、業界別に最適化された大規模言語モデル、およびNVIDIAのAIによるインフラを含む、主要な成長分野においてソリューションを提供。
ティーネック(ニュージャージー州), 2025年3月26日 /PRNewswire/ -- コグニザント(Cognizant、NASDAQ: CTSH)は、NVIDIAのAI技術を基盤とした進展を発表し、企業向けのAIエージェント、業界別に特化した大規模言語モデル(LLM)、スマートマニュファクチャリングのためのデジタルツイン、AIの基盤となるインフラ、そしてNVIDIAのAI技術を統合し企業全体のテクノロジースタックを調整するコグニザントのNeuro® AIプラットフォームの機能強化という5つの主要分野において、業界横断的なAI導入の加速を目指す取り組みを明らかにしました。
コグニザントは、インフラ、データ、モデル、エージェント開発を含む包括的なAIエコシステムと、独自のプラットフォームおよびアクセラレーターによって強化された体制を活用し、豊富な業界経験を基に、世界のクライアントがAIの価値を効率的に拡張できるように支援しています。コグニザントのAIソリューションにおいて、NVIDIAのAIは重要な役割を担っており、現在、成長とビジネストランスフォーメーションを実現するため、業界横断的にクライアントとの積極的な連携が進められています。
「企業が概念実証からエンタープライズAIの大規模導入へと移行する過程にあることを、私たちは引き続き目の当たりにしています。」と、コグニザントのコアテクノロジー&インサイト担当社長であるアナドゥライ・エランゴ氏は述べています。「NVIDIAとの提携を通じて、コグニザントは基盤となるAI要素、プラットフォーム、ソリューションの統合により、このプロセスの加速と、クライアントに対するAIの価値の早期拡張を実現するソリューションの構築および展開を進めてまいります。」
「モデルからアプリケーションに至るまで、エンタープライズAIの変革には、ドメイン固有のデータへのアクセスを備えたフルスタックのソフトウェアとインフラが不可欠です。」と、NVIDIAのワールドワイド・フィールドオペレーション担当上級副社長であるジェイ・プリ氏は述べています。「コグニザントのNeuro AIプラットフォームは、NVIDIAのAIを活用して構築されており、推論エージェントやデジタルツインを通じて、企業がAI時代に備えるための特化型LLMやアプリケーションを提供します。」
NVIDIA GTC 2025において、コグニザントは以下の5つの分野にわたってソリューションのアップデートを提供していく方針を発表しました。
- Cognizant® Neuro AIマルチエージェントアクセラレータによるエンタープライズAIのエージェント化:NVIDIA NIM™マイクロサービス上で稼働する同フレームワークは、適応型オペレーション、リアルタイムの意思決定、パーソナライズされたカスタマーエクスペリエンスのために、クライアントがマルチエージェントAIシステムを迅速に構築・スケールできるよう支援します。これらのフレームワークを活用することで、クライアントはローコード環境を用いてエージェントを構築・統合できるほか、営業、マーケティング、サプライチェーン管理などの企業機能や業界特有の業務プロセスに対応したあらかじめ構築されたエージェントネットワークを利用することも可能です。同フレームワークは、サードパーティ製のエージェントネットワークや主要なLLMとの容易な統合も可能にします。
- スケーラブルなマルチエージェントの構築:コグニザントは、マルチエージェントシステムの活用と、NVIDIA NIM、NVIDIA Blueprints、NVIDIA Riva スピーチAIとの統合を通じて、ビジネスオペレーションの高度化を図っております。 同社は、進化し続けるニーズに対応し、AIソリューションの長期的な持続可能性と適応性を確保するため、モジュール化された柔軟なエージェント設計を可能とする将来を見据えたエージェントアーキテクチャの開発に取り組んでいきます。これには、セキュリティガードレールおよび人による監視機能を備えた事前構築済みの統合機能も含まれます。このアプローチは、企業があらかじめ用意されたエージェントカタログを活用し、自社のニーズに特化した市場投入可能なアプリケーションを開発・展開できるようにすることを目的としています。例として、保険金請求の引受業務におけるマルチエージェントシステム、異議申立ておよび苦情処理のためのマルチエージェントシステム、自動化されたサプライチェーンのマルチエージェントシステム、そして契約管理のマルチエージェントシステムといった、業界別のエージェントが挙げられます。
- 業界特化型LLM:コグニザントは、NVIDIA NeMoおよびNVIDIA NIMを活用し、業界志向のLLMの開発を進めています。これらのソリューションは、各業界特有のニーズに対応するよう最適化されており、コグニザントが培ってきた深い業界知見を基盤として、イノベーションの促進とビジネス成果の向上を実現します。例えば、コグニザントは、医療業界の事務処理を革新するために、ファインチューニングされた言語モデルを開発しています。このシステムは、コグニザントのドメインにおける専門知識とNVIDIAのテクノロジーを活用し、医療コードの抽出精度を向上させるとともに、誤りの低減、HIPAAおよびGDPR基準への高い準拠性の確保を支援します。これは、クライアントがコストを削減し、処理の遅延を抑え、収益サイクル管理を改善するとともに、リスク調整の正確性を確保できるよう設計されています。コグニザントの社内ベンチマークにおいて、このモデルは、作業負担を30~75%削減し、コーディング精度を30~40%向上させ、市場投入までの時間を40〜45%短縮する効果が実証されています。
- 産業用デジタルツイン:コグニザントのスマートマニュファクチャリングおよびデジタルツインのソリューションは、NVIDIA Omniverse™によって加速され、製造業務やサプライチェーン管理における課題解決を目的として、NVIDIA Omniverseの合成データ生成、高速コンピューティング、物理AIシミュレーション技術を統合し、デジタルトランスフォーメーションの推進を図ります。これらの機能は、リアルタイムのインサイトと予測分析を活用して工場のレイアウトやプロセスのシミュレーションを強化し、クライアントの業務効率の向上と工場における設備投資の最適化を支援することを目的として設計されます。このソリューションにより、アプリケーション、システム、センサーからの多様なデータを合成データと統合することが可能となり、クライアントは工場内のさまざまなシナリオをシミュレーションし、課題解決に向けた最適な手段を導き出すことができます。さらに、ITシステムや熟練した人材を必要とするデジタルインフラを構築することで、コグニザントのソリューションは、工場、スマートグリッド、倉庫、さらには都市全体といった大規模システムのデジタルツインを、高精度かつ高効率で構築・管理することが可能となります。
- AIのためのインフラ:AIを効果的に導入するためには、堅牢なAIインフラと、AI活用に適したデータの整備が不可欠です。NVIDIAによって加速されるコグニザントのAIインフラは、クライアントに対し、「サービスとしてのGPU(GPU as a Service)」によるNVIDIAのAI技術へのアクセスを提供するとともに、安全かつ管理されたインフラ環境を提供します。これにより、AIモデルはクラウド、データセンター、エッジなど、さまざまな環境で実行可能となることが保証されます。さらにコグニザントは、AI導入に向けたデータパイプラインの高速化を支援するために、NVIDIA RAPIDS™ Accelerator for Apache Sparkの活用を予定しており、効率的かつスケーラブルな運用を実現します。米国の大手医療クライアントにおける導入事例では、コグニザントのAIインフラを活用することで、コスト効率が2.7倍向上し、Sparkワークロードのパフォーマンスが1.8倍改善されました。
「AIの産業化時代に突入する中で、企業はAI投資からの価値創出を加速させようとしており、経済的インパクトの最大化、エージェント主導のワークフローの変革、業界特化型の導入に注力しています。」と、エベレストグループ(Everest Group)のパートナーであるニティシュ・ミタル氏は述べています。「コグニザントとNVIDIAのパートナーシップの強化は、AI時代において革新的な価値を引き出そうとする先進的な企業にとって、正しい方向性を示しています。」
コグニザントについて
コグニザント(Cognizant、Nasdaq: CTSH)は、現代のビジネスを支えるエンジニアリング企業です。同社は、お客様が技術を最新化し、プロセスを再考し、体験を変革し、急速に変化するこの世界で先行できるよう支援します。そして共に協力し、日常の生活を向上させています。その方法について詳しくは、www.cognizant.com または @cognizant をご覧ください。
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米国 氏名:ベン・ゴレリック | ヨーロッパ / APAC 氏名:クリスティーナ・シュナイダー | インド 氏名:ラシュミ・ヴァシシュト |
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