CGTN:2025年春節聯歓晩会:人間性と文化遺産の心温まる祭典

北京、2025年1月30日 /PRNewswire/ -- 中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ)が毎年制作・放送している「春節聯歓晩会」は、世界中の中国人が家族団欒を中心とする中国の最も重要な祭典である春節を祝う中、旧正月前夜の火曜日から始まりました。

「春晩(春節の夕べ)」の名で知られているこの祭典は今回、中国の春節がユネスコ無形文化遺産に登録されてから初めての放送となります。1983年以来、中国の家族にとって旧正月の大晦日に欠かせないショーとして伝統を受け継いできただけでなく、人々の温かさと文化遺産を紹介する番組として新たな高みに達しています。

この祭典では、音楽、コメディ、オペラや武術などの伝統芸能から、手品やアクロバットなどの華麗な演技まで、さまざまなパフォーマンスが披露されました。今年は、縦長のスクリーンで春晩を視聴できるようになって4年目を迎えます。モバイル向けに最適化された縦型フォーマットの放送は特に人気が高く、過去3年間でそれぞれ1億3,000万回、1億9,000万回、4億2,000万回の視聴を集めました。

心のこもった集い

今年の春晩は、庶民の生活と献身的な姿勢を称えることに重点を置き、「民衆の春晩」という理念をさらに具現化したものとなりました。

地域の警察官や鉄道乗務員から、無形文化遺産の継承者や有名なネット・タレントまで、各界の人々が招かれ、個人的なエピソードを披露し、さまざまなプログラムを紹介しました。

また、今回の春晩では、視覚障害者や聴覚障害者のためのバリアフリー放送が初めて導入され、AR(拡張現実)バーチャル技術とAI音声認識を使って、視覚障害者や聴覚障害者のためのインクルーシブな視聴体験が提供されました。

AR効果で強化された手話通訳と、パフォーマンスの音声説明により、誰もが祝祭を楽しめるものとなり、春晩がすべての人のための祝祭であるという役割をさらに強固なものにしました。

祝賀を通じて文化の架け橋に

ユネスコ認定後初の春晩として、2025年の放送は中国の無形文化遺産を紹介することに重点が置かれました。

オープニングのビジュアル・スペクタクル「迎福」では、AR、インタラクティブ・スクリーン、裸眼3Dなどの最先端技術を組み合わせ、中国の伝統的な旧正月の風習や各地の文化的要素を紹介しました。

鮮やかな切り絵から銅版画、溶けた鉄を空中に投げて花火のように見せる民俗芸能「打鉄花」まで、どのパフォーマンスも中国の無形文化遺産の豊かさと多様性を物語っていました。

「棟梁」という演目も見どころの1つでした。歌と踊りによるこの演目は、2024年にユネスコ世界遺産に登録された北京中軸線からインスピレーションを得た作品です。

また、古代中国建築の構造を詳細に視聴者に示すために現代デジタル・アートが使用され、中国の優れた伝統文化に没入する体験をもたらしました。

この祭典は国内だけでなく、世界中の人々を招待するグローバルなイベントでもあります。

第二次世界大戦の写真アルバムを中国に寄贈したアメリカ人青年エヴァン・カイル氏が、この祝賀会に招待されました。春晩では外国のミュージシャンや歌手も演奏しました。その中で、アメリカのロック・バンド、ワンリパブリックはヒット曲 「Counting Stars」 を披露し、中国とペルーの歌手は、中国陝西省北部の民謡「蘭花花」とペルー民謡「コンドルは飛んでゆく」を組み合わせた「山鷹和蘭花花(コンドルと蘭花花)」を歌いました。

CGTNと同局の多言語プラットフォームを通じて、今年の春晩は200以上の国と地域の視聴者に届けられました。

英語、スペイン語、フランス語、アラビア語、ロシア語によるライブ放送と、世界中の2,900以上のメディアによる報道により、この祭典は世界中の人々をつなぐ文化の架け橋としての役割を果たし続けています。

CGTNは、巳年を記念して「蛇年FUN舞挑戦(巳年のFUNダンス・チャレンジ)」を開催し、70以上の国と地域から参加者を集めました。CGTNはまた、旧正月の前夜に春晩の特集番組「超級夜(Super Night)」を放送し、文化交流を促進するため、世界中の視聴者に素晴らしい番組を多言語で紹介しています。

詳細については、以下をクリックしてください。

https://news.cgtn.com/news/2025-01-28/2025-Spring-Festival-Gala-A-toast-to-humanity-and-cultural-heritage-1AxjvW3Y9eE/p.html