SEKISUI、cGMPバイオ医薬品のCDMO能力において1,570万ポンドの拡張を完了

英国施設の拡張により、幅広いバイオ医薬品向けの原薬を臨床グレードで製造可能に

バーリントン(マサチューセッツ州), 2024年11月15日 /PRNewswire/ -- SEKISUI Diagnosticsによる微生物のCDMO事業は、英国拠点における臨床グレードの原薬製造のための1,570万ポンド(2,070万ドル)規模のcGMP能力拡張工事が完了したと発表しました。適切なライセンス取得後、この拡張により、酵素、タンパク質、抗体フラグメント療法などの一般的な医薬品に加え、最先端の遺伝子治療製造用のプラスミドや酵素の製造能力が可能となります。

Fermentation Gantry
Fermentation Gantry

BioProduction by SEKISUIは、SEKISUI Diagnosticsが提供する、発酵を専門としたCDMO契約サービスであり、タンパク質と下流工程の精製における専門知識を有しています。同社の微生物プロセス開発および生産の経験は、技術移転とプロセスのスケールアップを円滑に進める助けとなっています。新たに設置されたグレードCの微生物発酵および精製設備は、最大1,000リットル規模の生産に対応可能です。

「この投資は、SEKISUI Diagnosticsおよびより広範な積水メディカルグループのビジョンとミッションを支えるものであり、バイオ医薬品のCDMO市場における当社のシェア拡大を継続的に可能にします。」とSEKISUI Diagnosticsの社長兼CEOであるロバート・シュルエンダー氏は述べています。「需要が製造能力を上回っている今、経験豊富なパートナーを求めているバイオ医薬品企業と協力できることを楽しみにしています。」

SEKISUI Diagnosticsの酵素・バイオ生産部門の副社長であるルイーズ・ディグビー氏は、次のように付け加えました。「長年にわたり、酵素生産および微生物発酵における技術的・運営的な能力と専門知識を磨き上げ、世界のパートナーに貢献してきました。今回のcGMPの拡張により、より広範な顧客層への対応が可能となり、既存の顧客に対しても提供内容をさらに拡充できます。」

SEKISUI Diagnosticsについて

同社は、40年以上にわたって医師、病院、検査機関、および代替検査施設に対し、革新的な医療診断製品を世界中に提供してきた積水メディカルグループの一員です。同社の製品ラインには、臨床化学試薬、ポイントオブケア検査、前処理システム、酵素、特殊生化学品、そして微生物のCDMO事業の「BioProduction by SEKISUI」が含まれます。

積水メディカルグループについて

積水メディカルグループは、診断事業と医薬科学事業からなる多様なグローバルネットワークで、医薬品開発サービスや製造を手掛けており、有効成分や医薬中間体、アミノ酸、診断用酵素のほか、バイオ医薬品の受託製造など幅広い分野に対応しています。

写真 - https://mma.prnasia.com/media2/2552164/Fermentation_Gantry_2.jpg?p=medium600

ロゴ - https://mma.prnasia.com/media2/412597/sekisui_diagnostics_logo.jpg?p=medium600