レンチングのヴェオセル™が2024年の国連「シー・オブ・ソリューションズ」で強調されたプラスチック汚染対策の重要性を広める

レンチング、オーストリア、2024年10月14日 /PRNewswire/ -- レンチング・グループの不織布のフラッグシップブランドであるヴェオセル™は、2024年9月18日にタイのバンコクで開催された「シー・オブ・ソリューションズ(英文略称 SoS) 2024」イベントにおいて、グローバルなプラスチック危機に対処するための革新とソリューション提供への取り組みを強調しました。このイベントは、国連環境計画(英文略称 UNEP)と東アジア海域調整機構(英文略称 COBSEA)のイニシアティブであるSEA Circular(東アジア海洋ごみプロジェクト)によって開催されました。

2019年以降、SoSはプラスチック汚染に対処するためのソリューションを探るプラットフォームとなっています。レンチングの参加は、不織布業界におけるプラスチック依存の軽減に向けた長年の取り組みを基盤としています。「循環型プラスチック経済の再設計」というテーマの下、レンチングAG不織布部門の持続可能性パートナーシップマネージャーであるNorma Schönherrは、「セルロース繊維への移行によるマイクロプラスチック汚染対策」に関するヴェオセル™のベストプラクティスの例を紹介しました。Schönherは、レンチングの木質由来[1]のヴェオセル™繊維が、特に個人衛生やサニタリー製品において、合成プラスチック材料に対する責任ある機能的な代替品となることを強調しました。

生分解性があり堆肥化可能[2]なヴェオセル™繊維は、欧州連合の使い捨てプラスチック指令[3]におけるプラスチックの定義には該当しません。2021年、カリフォルニア大学サンディエゴ校の名門研究機関であるスクリプス海洋研究所(英文略称 SIO)の科学者たちは、レンチングの木質由来のセルロース繊維が海面および海底の条件下で30日以内に完全に生分解されることを確認しました。一方、石油由来の繊維は200日経過してもほとんど変化しませんでした[4]

レンチングAG不織布部門担当執行副社長であるMonique Buchは次のように述べます。「レンチングでは、バリューチェーンのパートナーと密接に連携し、持続可能なソリューションを推進し、業界の持続可能性ロードマップの進展を支援することに深くコミットしています。国連のSoS 2024への参加は、グローバルなステークホルダーとの協力と知識共有を通じて、プラスチック汚染対策への私たちの献身を明確に示すものです」

ヴェオセル™の製品ポートフォリオには、完全無塩素漂白のリヨセルおよびビスコース繊維、高性能の疎水性繊維が含まれています。今後も、ヴェオセル™は合成材料に代わる低環境負荷の選択肢を拡大し、より多くの用途や産業に対応していくことで、不織布業界における変革の触媒としての役割を果たし続けていきます。

イベントのビジュアルは、こちらからご覧いただけます。

ヴェオセルについて

ヴェオセル™はレンチング・グループの不織布のフラッグシップブランドで、主に不織布製品に特化しています。ヴェオセル™の製品ポートフォリオには、木材由来のヴェオセル™リヨセル繊維とヴェオセル™ビスコース繊維が含まれています。これらは自然な吸水性を持ち、液体の拡散を助け、生分解性があり、非常に多用途です。ヴェオセル™ブランドは、ヴェオセル™ビューティ、ヴェオセル™ボディ、ヴェオセル™インティメイト、ヴェオセル™サーフェスの4つのブランドカテゴリに分類されており、これらの繊維はベビーケア、ビューティおよびボディケア、インティメイトケア、表面清掃製品に使用されています。

ヴェオセル™についての詳細は、https://www.veocel.com/をご覧ください。また、ヴェオセル™ブランドの繊維に関する持続可能性の特徴、性能、技術、および生産プロセスの詳細については、https://www.veocel.com/en/sustainabilityをご覧ください。

[1] 環境保護と資源保全に対する企業のコミットメントを遵守し、レンチングは認証または管理された持続可能な供給源からのみ木材とパルプを調達しています。レンチングの木材およびパルプに関する方針では、論争のない供給源からのみ木材とパルプを調達することを約束しています。

[2] 不織布用途向けのレンチング™リヨセルおよびビスコース繊維は、TÜVオーストリアから、土壌、淡水、海洋条件下で生分解性があり、家庭および産業条件下で堆肥化可能であることが認証されています。

[3] 2019年6月5日の欧州議会および理事会の(欧州連合)指令2019/904 https://eur-lex.europa.eu/eli/dir/2019/904/oj

[4] https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0048969721031314