Sinopec、第2回中欧企業ESGベスト・プラクティス会議でTechnological Innovation Awardを受賞

シュトゥットガルト(ドイツ)、2025年7月1日 /PRNewswire/ -- China Petroleum & Chemical Corporation (「Sinopec」、HKG:0386)は、6月26日にシュトゥットガルトで開催された第2回中欧企業ESGベスト・プラクティス会議(Sino-European Corporate ESG Best Practice Conference、「同会議」)で「Best Scientific And Technological Innovation Practice」賞を受賞しました。Sinopecの提出した事例「深化する突破、新たな高みへの挑戦――技術革新でエネルギー・化学産業に力を(Breakthrough in Depth, Climb to New Heights Empowering the Energy and Chemical Industry with Technological Innovation)」は、多数の応募作品の中でも際立っていました。

Sinopec Wins Technological Innovation Award at the 2nd Sino-European Corporate ESG Best Practice Conference.
Sinopec Wins Technological Innovation Award at the 2nd Sino-European Corporate ESG Best Practice Conference.

この会議は、環境保護社会的責任企業管理科学技術革新教育訓練の6つの分野で最も優れたESG適用事例を審査・表彰するものです。これにより、中国とヨーロッパの企業間の相互理解をさらに深め、二国間の経済貿易交流を促進し、中国のオープンで包括的、自信に満ちた考え方をヨーロッパ社会に示すことを目指しています。

「Sinopecは、カーボン・ピーキングとカーボン・ニュートラルに向けた取り組みにおいて、技術革新を強力な原動力として活用してきました」と審査員は述べています。「同社は、石油・ガスの探査・開発、グリーン・低炭素変革などの戦略分野に注力することで、ハイエンド、インテリジェント、グリーンな開発を積極的に推進しています。」

Sinopecは、統合された産業チェーン全体のイノベーション能力を活用し、クリーン・エネルギー・ソリューションと生産における脱炭素化を拡大し、社会の発展を継続的に促進しています。

イノベーションを原動力とするSinopecのProject Deep Earthは、超深部に埋蔵されている石油・ガスを開発し、地球の緑の未来を照らす「地下のエベレスト」とみなされています。シェールガスの探査・開発においては、数千億立方メートルの埋蔵量を誇るSinopecの涪陵シェールガス田が中国で初めて商業開発されています。

Sinopecは、グリーン低炭素技術の推進において、中国初のメガトン級CCUSプロジェクトと世界初の100キロメートルCO₂輸送パイプラインを建設しました。SinopecはShell、China Baowu、BASFと協力し、初の1,000万トンのオープンソースCCUSプロジェクトに関する共同研究を開始しました。このプロジェクトは、排出量削減と炭素隔離の両方を重視し、脱炭素化に向けた新たな道を切り拓くことを目指しています。

イノベーションは、Sinopecが継続的に新境地を開拓し、インテリジェントな変革を達成する原動力となっています。2024年には、デジタル・ツイン技術に基づく世界初のインテリジェント・エチレン工場が操業を開始しました。SinopecのAIデジタル従業員は現在、40以上の統合エネルギー・ステーションで勤務し、顧客にスマート・サービスを提供しています。

今回の会議で、Sinopecは「World Energy Outlook 2060」報告書も発表しました。これは同社が欧州で発表した初のエネルギー・化学産業の発展に関する報告書です。