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Actian の「データ契約優先( data contract first )」の原則により、分散データ資産の生成から活用までを可視化・管理
テキサス州ラウンドロック、2025年6月24日 /PRNewswire/ --— HCLSoftwareのデータ部門であるActianは本日、Data Intelligence Platformの機能強化を発表しました。これにより、企業は分散データを活用前に信頼性のある状態へと整備でき、AI活用のための堅固な基盤を構築できるようになります。今回の新機能では、データ・プロダクトを自動化し、データ契約を統合することで、データへの信頼性と精度が確保され、AIおよびデータ駆動型の取り組みが加速します。
Actianが採用する「データ契約優先(data contract first)」というアプローチは、データ・ライフサイクルの初期段階において、データ契約と自動プロセスを通じて「シフトレフト」の考え方を適用し、設計段階からガバナンスを組み込みます。これにより、各ドメインで作成されるデータ・プロダクトには初期段階から品質保証が施され、文書化が行き届いた、使いやすい形で提供されます。
企業が分散型のデータ・アーキテクチャを採用する中で、データ・プロダクト型のアプローチが重要性を増しています。ISG Software Researchは「2027年までに、10社中6社以上が"データをプロダクトとして提供する技術"を採用する」¹と予測しています。
「企業がセルフサービス型アナリティクスを実現するためにデータ・プロダクトを導入する中、各社が求めているのは堅牢なデータ品質とガバナンスです」と、ISG Software Researchのアナリティクス&データ部門ディレクターであるMatt Aslett氏は述べています。「Actian Data Intelligence Platformの目的は、このような管理機能をデータ・パイプラインに直接組み込むことで、企業が安全に"データの民主化"を拡張できるように支援することです。」
このニーズに対応するため、Actian Data Intelligence Platformは開発ワークフローに直接データ契約を組み込み、明確な期待値を定義し、自動でコンプライアンスを強制し、品質上の問題を下流に波及する前に検出できるようにします。これにより、AIの成果の信頼性が向上し、インサイトの取得スピードが加速し、コンプライアンス・リスクが低減され、運用コストも削減されます。
データの発見を促進するために、各ドメインはActian Data Intelligence Platformの企業向けデータ・マーケットプレイスに自ドメイン独自のデータ・プロダクトを公開します。専用APIにより、既存のCI/CDパイプライン内でデータ・プロダクトの登録および更新が自動で行われ、手動作業が軽減されるとともに、データ・カタログの最新状態が維持されます。
「分散型環境における課題は、単にドメインをまたいだデータ管理にとどまりません。スケールに応じた品質とガバナンスを確保することこそが本質的な課題です」と、ActianのCTOであるEmma McGrattan氏は述べています。「Actian Data Intelligence Platformにより、高品質で適切に文書化されたデータ・プロダクトを容易に利用できるようにすることで、データの民主化が促進され、データ共有の文化が生まれます。また、『データ契約優先(data contract first)』のアプローチにより、データ生成から活用までの信頼性が確保されます。」
このプラットフォームは、データの分散所有に対応しており、部門間のサイロを解消することで、ビジネス・ユーザとITユーザ間の連携を強化し、データの民主化を推進します。データの発見および利用が効率化されることで、ビジネス・ユーザは必要なデータを迅速に見つけ、理解し、活用できるようになります。本プラットフォームの統合ナレッジ・グラフによる検索エンジンは、文脈に即した検索結果を提供しつつ、企業全体でのコンプライアンスを維持します。アクセス・リクエストのワークフローでは、集中管理された透明性の高い承認プロセスと、明確な監査記録が提供されます。
データ・アクセスしやすさをさらに高めるために、ActianはAIを活用した自然言語検索機能「Ask AI」を導入しました。日常的な言葉で質問を入力すると、組織内の用語集に基づいて関連性の高い検索結果が表示されます。この機能により、技術的な障壁が取り除かれ、組織全体におけるセルフサービス型分析が加速します。
新機能は統合メタモデルに対応しており、完全なデータ・リネージ(来歴)の可視化を実現します。Actian Data Observabilityと組み合わせることで、データ・プロダクトが規定のデータ契約に準拠していることを組織として確実に保証できます。明確に定義されたデータ資産に文脈、品質指標、来歴、使用状況などの情報を付加することで、組織は、AIをはじめとする多様な用途でデータをより効果的に活用できます。
新たなデータ契約およびデータ・プロダクト機能は、Actian Data Intelligence Platformですでに提供されています。Ask AI機能は現在、プライベート・プレビュー段階にあります。新機能やその他の詳細については、「データ契約、AI検索、その他:Actianの2025年春製品リリース(Data Contracts, AI Search, and More: Actian's Spring '25 Product Launch)」というタイトルのブログをご覧ください。
Actian について
Actianは、企業が大規模なデータの管理とガバナンスを自信を持って実行できるよう支援します。Actianのデータ管理およびデータ・インテリジェンス・ソリューションは、複雑なデータ環境を効率化し、AI活用に適したデータの提供を加速します。柔軟性を重視して設計されたActianのソリューションは、オンプレミス、クラウド、ハイブリッド環境にシームレスに統合され、高い信頼性で動作します。HCLSoftwareのデータ部門であるActianの詳細については、actian.comをご覧ください。
1 ISG、「ISG Buyers Guide for Data Products Classifies and Rates Software Providers」、2025年2月14日。
メディア問い合わせ先
Danielle Lee
Danielle.Lee@actian.com
Jennifer Harbour
Jennifer.Harbour@actian.com
ロゴ - https://mma.prnasia.com/media2/2614140/Actian_Logo.jpg?p=medium600