このワインの国について知っておくべきこと
キシナウ(モルドバ), 2025年5月24日 /PRNewswire/ -- 今年、「World Congress of Vine and Wine」が初めてモルドバ共和国で開催されます。モルドバ共和国は、人口100人当たりのブドウ栽培面積が4ヘクタールと、世界で最もブドウ栽培面積の多い国です。モルドバのブドウ畑の総面積は11万ヘクタール近くに達します。この国は世界でもトップ20に入るワイン生産国で、世界第14位のワイン輸出国です。
2024年、モルドバは1億4,400万リットルのワインを輸出しており、その総額は2億3,400万米ドルを超えます。モルドバ・ワインは73か国に出荷されており、輸出の半分はヨーロッパ市場向けです。モルドバでは、ワインは単なる産業ではなく、国のアイデンティティ、歴史、経済の一部なのです。ここ数年、質の高さとワイン・ツーリズムのインフラストラクチャ整備のおかげで、同国のワイン部門は大きく成長しました。モルドバには現在250を超えるワイナリーがあり、世界中から訪れる観光客に素晴らしいワインと忘れられない体験を提供しています。
モルドバは、その確かなテロワールと古くからの伝統によってだけでなく、ここ数十年で認知度が高まったことによって、国際的なワイン界で確固たる地位を築いてきました。過去5年間で、モルドバ・ワインは「Berliner Wine Trophy」、「Mundus Vini」、「Decanter World Wine Awards」、「Concours Mondial de Bruxelles」を含む世界の一流コンクールで何千ものメダルを獲得しています。これらの賞のおかげで、モルドバは国際的な競争力を持ち、最も要求の厳しいワインの専門家をも唸らせることのできる、高品質ワインの本格的な生産国として知られるようになりました。
モルドバ・ワインを海外に広めた大きなきっかけとなった出来事は、National Office of Vine and Wine(ONVV)を設立し、国家ブランド「Wine of Moldova:Unexpectedly Great」を2013年に立ち上げたことです。
第46回「World Congress of Vine and Wine」は、2025年6月16日から20日まで、モルドバのキシナウにある共和国宮殿で開催されます。会議には、International Organisation of Vine and Wine(OIV)加盟51か国から300人の専門家、研究者、ワイン生産者、醸造学者、生産者、政策立案者が集まり、世界のワイン産業の将来について議論します。
参加者はまた、モルドバで最も有名なワイナリー13回への技術視察に参加し、広大なトンネルと優れたワインで知られる世界的に有名な地下ワインの街、クリコバで華やかなディナーを楽しむことができます。
参加パッケージは大会公式サイトで購入できます:https://oiv2025.md/packages-available/
このイベントは、International Organisation of Vine and Wine(OIV)がMinistry of Agriculture and Food Industry of MoldovaとNational Office for Vine and Wine(ONVV)の協力のもとで開催します。モルドバは2001年4月3日、CIS諸国として初めてOIVに加盟しました。2024年、OIVは100周年を迎え、モルドバでの大会は次の100年の幕開けを象徴する催しとなります。
写真:https://mma.prnasia.com/media2/2694526/Moldova_World_Congress_of_Vine_and_Wine.jpg?p=medium600