スポーツ用品業界が団結:2030年までに3,000億ドルかかると予測される運動不足の危機への緊急対策が必要

  • 世界のスポーツ用品業界が、昨日ジュネーブで開催された World Health Assembly サイド・イベントで初のスポーツ用品の「 Physical Activity Impact Report: Moving World Toward an Active Future 」を発表
  • このレポートは、世界的に深刻化する運動不足の危機と、セクターを超えた協力体制の強化が急務であることに注意を喚起
  • World Federation of the Sporting Goods Industry WFSGI 加盟団体が、世界各地で取り組んでいる運動不足解消のための取り組みを紹介
  • イベントには、 Gareth Southgate 卿、 World Health Organization の事務局長補 Ailan Li 博士、 WFSGI Emma Zwiebler CEO Nike Dan Burrows 氏、 IOC Jane Thornton 博士、 World Economic Forum Andy Moose 博士らが登壇

ジュネーブ, 2025年5月23日 /PRNewswire/ -- スポーツ用品業界は、今週ジュネーブで開催されたWorld Health Assembly総会で、World Federation of the Sporting Goods Industry(WFSGI)が主催した画期的なサイド・イベントで、世界の保健の舞台に立ちました。

このイベントには、WFSGIメンバーのadidas、Arena、ASICS、Decathlon、Nike、On、Puma、Speedo、Specialized、Shimanoに加え、World Health Organisation、International Olympic Committee、Business at OECD(BIAC)、World Economic Forum、世界の保健省・厚生省のリーダーたちが参加しました。

WFSGI CEO Emma Zwiebler は、このレポートを紹介し、セクターを超えた協力体制の強化に向けた行動を呼びかけ、次のように説明しました。「これは単なる健康問題ではなく、経済的、社会的、環境的責務です。このレポートでは、人々がよりアクティブな生活を送れるよう力づけ、刺激を与えるために業界が行っている幅広い活動と、会員ブランド間の競争よりも協力がもたらす力について強調しています。」

このレポートは、世界中で18億人以上の成人と81%の青少年に影響を与えている危機である身体活動不足に対処する緊急の必要性を強調しています。2030年までに運動不足のレベルは35%に上昇すると予測されており、経済的損失は年間3,000億ドルを超えると予想されています。

レポートの主なハイライトは以下の通りです。

•  スポーツ用品業界は、啓発キャンペーン、コミュニティ・プログラム、革新的で包括的な製品を通じて、公衆衛生の向上に貢献する役割を担っています。

•  Asics、Shimano、YonexなどのWFSGI加盟ブランドによる事例紹介では、若者や女性、十分なサービスを受けていないコミュニティへのアクセスの障壁に取り組む様子が紹介されています。

•  非活動的な層を動かし、安全で前向きな経験を生み出し、社会の意識を転換させるための、セクターを超えたパートナーシップ・モデルを紹介しています。

•  世界的な運動不足の増加に対処するためには、スポーツ用品業界全体での緊急かつ協調的な行動を起こし、政府や公共団体との連携を深める必要があるとされています。

レポートの全文をダウンロードし、詳細を確認するには、 wfsgi.org/impact2025 をご覧ください。

編集者へのメモ

•  画像は5月23日10時(中央ヨーロッパ夏時間)にこちらで公開されます。

WFSGI について

World Federation of the Sporting Goods Industry(WFSGI)は、スポーツ用品業界を代表するグローバルな業界団体です。WFSGIは、ブランド、製造業者、小売業者、各国のスポーツ連盟を代表し、スポーツおよび身体活動を通じて健康、持続可能性、経済成長を促進する政策や取り組みを提唱しています。

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