上海、2025年5月8日 /PRNewswire/ -- Auto Shanghai 2025において、新エネルギー車(NEV)向け熱管理システムのグローバルリーダーであるHIGHLY(Shanghai Highly Group Co., Ltd.)は、次世代電気自動車向けに特化した革新的な軽量一体型ソリューションを発表しました。
主な注目点としては、R290冷媒熱管理モジュール、低温ヒートポンプ式自己加熱コンプレッサー、低温ヒートポンプ一体型コンプレッサーがあり、これによりHIGHLYの環境配慮型・高効率の自動車用熱管理分野における技術的リーダーシップがさらに強化されました。
R290 冷媒モジュール:コンパクトで環境に優しく、より安全
厳格な国際環境基準に対応するよう設計されたR290モジュールは、自然冷媒であるプロパン(GWP約3)を使用し、150g未満の冷媒充填量により安全性を確保しつつ、カーボンフットプリントの削減を実現します。構造の最適化と一体鋳造技術により、従来品と比べて体積および重量を10%削減しています。超薄型流路プレート(平均厚さ10.5mm)と組み込み型制御システムにより、省スペース化とエネルギー管理の最適化が図られています。
寒冷地におけるイノベーション:デュアルコンプレッサーソリューション
厳寒環境での課題に対応するため、HIGHLYは以下の2つの革新的なコンプレッサー技術を発表しました。
1.自己加熱コンプレッサー:最適化されたモーター加熱機構と液体衝撃防止設計により、-40℃でも安定した稼働を実現し、製品寿命を10%延長します。
2.一体型コンプレッサー:自己加熱機能に加え、印刷型加熱膜を組み合わせることで迅速な加温を実現し、重量を15%削減するとともに、あらゆる使用環境下での熱効率を向上させます。これら両ソリューションは、従来の-10℃での加熱限界を克服し、過酷な環境下でもNEVの性能を確保します。
NEV 市場でのリーダーシップを加速
中国のNEV販売台数は2024年に1,287万台に達し、前年比35.5%の成長を記録する中、HIGHLYは11か国において24の生産拠点と6つの研究開発(R&D)センターを展開し、グローバルな存在感をさらに拡大しています。2024年より稼働を開始した新たな蕪湖の生産ラインは、スマート製造技術を活用し、高まる需要に対応するとともに、持続可能性と統合化を重視する業界の潮流に即した体制を整えています。
HIGHLYの革新的な技術は、最先端の熱管理ソリューションを通じてEV革命を推進し、エネルギー効率、安全性、そしてカーボンニュートラルの実現を目指す世界の自動車メーカーを力強く支援するという同社の取り組みを明確に示しています。