ヘンリウス、2024年度年次報告書:収益が堅調に成長、純利益は8億2,050万人民元で前年比50.3%増

上海、2025年3月25日 /PRNewswire/ -- ヘンリウス(Henlius、2696.HK)が2024年度の年次業績を発表しました。報告期間中、ヘンリウスの総収益は約57億2,440万人民元に達し、前年同期比で6.1%の増加となりました。純利益は8億2,050万人民元に達し、前年同期比で50.3%の増加となり、純利益率は14.3%で前年同期比41.6%の上昇となりました。これは、2023年の初年度の黒字化に続き、ヘンリウスにとって2年連続の通年黒字化となります。主力製品の商業販売の増加が収益性向上の主要な要因となっており、製品の総売上収益は約49億3,350万人民元に達し、前年同期比で8.3%の増加となりました。さらに、同社の年間研究開発費(R&D)は18億4,050万人民元に達し、前年同期比で28.4%の増加となりました。

2024年、ヘンリウスは乳がん、肺がん、消化器腫瘍といった高罹患率のがん領域への注力をさらに深め、主力製品が安定した収益成長を牽引し、持続的な黒字化という目標を達成しました。報告期間中、ヘンリウスのHANQUYOU(トラスツズマブ、米国での製品名:HERCESSI™、欧州での製品名:Zercepac®)、HANSIZHUANG(セルプルリマブ、欧州での製品名:Hetronifly®)、HANBEITAI(ベバシズマブ)、およびHANNAIJIA(ネラチニブ)は、それぞれ28億1,000万人民元、13億1,260万人民元、1億9,710万人民元、4,530万人民元の売上高を2024年に達成しました。さらに、パートナー企業との契約に基づき、同社はHANLIKANG(リツキシマブ)において5億5,040万人民元、HANDAYUAN(アダリムマブ)において4,010万人民元の収益をそれぞれ計上しました。

ヘンリウスは、イノベーションパイプラインにおけるブレイクスルーを加速させるとともに、グローバル展開を効率的に拡大し、さらなる成長可能性を引き出しながら、持続可能で高品質な発展を推進しています。これまでに、ヘンリウスは中国国内で6製品、海外で4製品の承認を取得しており、アジア、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、北米、オセアニアを含む50を超える国と地域に展開し、世界中で75万人以上の患者に貢献しています。報告期間中、同社は世界各国で25件の販売申請を完了し、中国、米国、EU、カナダ、インドネシアといった主要市場を含む17件の承認を取得し、グローバル展開を加速させました。加えて、ヘンリウスは差別化されたイノベーション戦略を維持しており、モノクローナル抗体、ポリクローナル抗体、抗体薬物複合体(ADC)、融合タンパク質を含む約50の分子からなる開発パイプラインを構築しています。日本においては、転移性大腸がん(mCRC)を対象としたセルプルリマブの国際多施設共同第3相臨床試験(ASTRUM-015)の段階で、初の被験者への投与が実施され、また、HLX22(抗HER2 mAb)は、進行胃がんを対象とする第3相臨床試験の承認を取得しています。