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イスタンブール, 2025年3月23日 /PRNewswire/ -- 世界が3月22日の「世界水の日」において「氷河の保全」に焦点を当てる中、ベコ(Beko)は、将来の世代のために世界的な水資源の保全という喫緊の課題に取り組む姿勢を改めて表明しました。家庭における水とエネルギーの節約が環境および家計に与える重要な影響を指摘しつつ、ベコは、生活に不可欠な家庭用電化製品の機能において水が果たす重要な役割を認識し、イノベーションと持続可能な取り組みを通じて節水への取り組みを強化していることを示しています。
水の節約には多大な恩恵があります。技術の進歩により、最新の家電製品は従来のモデルと比べて大幅に少ない水で稼働するようになりました。例えばヨーロッパでは、1990年代後半の洗濯機は1回の洗濯サイクルで65リットル以上の水を必要としていました。2022年までに、この使用量は約46リットルまで減少し、著しい削減が実現しました。同様に、かつて食器洗い機は1回のサイクルで約20リットルの水を使用していましたが、現在では10リットル未満で稼働するようになりました。これらの改善により、消費者は光熱費を削減しながら、環境負荷を低減する実効的な手段を得ることができます。
「氷河と私たちの家庭で使用する水のつながりは、多くの人が認識している以上に直接的で密接です。」と、ベコのCEOであるハカン・ブルグルル氏は述べています。「世界中の家庭で節約された一滴の水は、気候変動による氷河の後退によって深刻化している水不足問題に対処するための私たち全体の取り組みに貢献します。氷河の急速な融解は、地球が密接に結びついていることを示す厳然たる証拠です。」
「氷河が縮小し続ける中で、家庭でのあらゆる節水の決断がますます重要になります。」と、ブルグルル氏は付け加えています。「当社のイノベーションと取り組みを通じて、将来の世代がこの貴重な資源を確保できるよう努めています。」
家庭における水資源保全のための革新的なソリューション
ベコの継続的な水効率技術への投資は、消費者にとって具体的な成果をもたらしています。同社の節水型家電は、優れた性能を維持しながら、水とエネルギーの消費を大幅に削減するよう設計されています。
- 「SaveWater」食洗機は、食器類を満杯の状態で使用しても、わずか6.9リットルの水しか使用しません。この革新的な機能は、食器洗いサイクルの最終すすぎ工程で使用した水を節約し、専用設計の水タンクに衛生的かつ安全に保管することで、次回の洗浄の初期段階で再利用できるようにします。これにより、エコプログラムを使用することで、家庭ごとに1回の洗浄で2.6リットル*の水を節約できます。
- 対応するベコ製洗濯機と連携して動作する「SaveWater」タンブル乾燥機は、乾燥サイクル中に最大5.2リットル**の水を回収し、それを直接洗濯機に供給することで、次回の洗濯サイクルで再利用できるようにします。
- AIを搭載した***食洗機は、各洗浄ごとに最適な設定を自動で識別し、最も効率的なプログラムを選択する際の迷いを解消します。「SensorAdapt」テクノロジーは、汚れの度合いや積載量を検知し、最適な洗浄サイクルを自動調整することで、エネルギー・水・時間を最大50%****節約しながら、食器を簡単かつ輝くように洗い上げます。
- スマートセンサーを搭載した洗濯機の「AutoDoseシステム」は、洗濯物の量、布地の種類、汚れの度合いを正確に測定し、洗剤の使用量を最適化することで、水の消費を削減します。このシステムは、洗濯物の量をより正確に検知する改良されたアルゴリズムと、最適な洗剤量の調整によるすすぎ工程での水量削減により、水の使用量を25%*****削減します。
ベコの取り組みは、製品の革新にとどまらず、企業全体の事業活動にも及んでいます。
- 持続可能な製造プロセス:ベコは、2024年を基準年として、2040年までに製造工程における取水量を25%削減することを目標としています。同期間内に、同社はすべての製造施設において、水のリサイクルおよび再利用率を35%まで引き上げることも目指しています。
- 気候変動対策:2050年のネットゼロ目標に沿い、ベコは水資源の保全が気候変動対策と切り離せない課題であることを認識しています。短期目標の一環として、同社は2030年までに、2022年を基準として、スコープ1と2の絶対排出量を42%削減し、製品使用によるスコープ3の排出量を42%削減することを目標としています。ベコは長期目標として、2022年を基準の年とし、2050年までに絶対的なスコープ1およびスコープ2の排出量を90%削減し、スコープ3の絶対排出量も90%削減することを目指しています。この目標は1.5℃の気候シナリオに沿っており、科学的根拠に基づく目標イニシアチブ(SBTi)の認証を受けています。「温室効果ガスの排出削減と再生可能エネルギーへの移行は、氷河の保全にとって極めて重要です。そのため、同社は2030年までに製造工程で使用する電力の100%をグリーン電力に切り替えることを目指しており、すでに大きな進展を遂げています。」と、ハカン・ブルグルル氏は述べています。
ベコは、個人による変化をもたらすために、以下の取り組みを推奨しています。
- 水効率の高い家電を選ぶ
- 家庭で節水習慣を取り入れる
- 氷河の保全や気候変動対策に取り組む団体を支援する
今年の世界水の日にあたり、ベコは氷河の保全、責任ある水資源管理、そしてすべての人々の水の安全が確保された未来の実現に向けた協力への取り組みを改めて表明します。
* この食洗機は、エコプログラム使用時に「SaveWater」テクノロジーを搭載していない同等のベコ製食洗機と比較して、1回のサイクルで2.6リットルの水を節約します。
** タンブル乾燥機では、洗濯物を10kgまで入れた場合、1回の運転で最大5.2リットルの水を節約できます。
*** AI搭載の食洗機は、汚れの度合いや積載量を検知し、最適な洗浄サイクルを自動調整します。AI機能はSensorAdaptによって作動します。
**** ベコのBDIN38560Cリファレンスモデルとの比較に基づく社内テスト報告に基づきます。(インテンシブ 70℃プログラム)
***** 節水量および平均サイクル回数は、1万5,000台以上の接続されたベコ製洗濯機による170万回以上の洗濯サイクルのデータに基づいています。
ベコについて
ベコは、世界55か国以上に子会社を持ち、5万人以上の従業員を擁し、ヨーロッパ、アジア、アフリカ、中東を含む複数の地域に生産拠点を持つ、世界的に存在感のある国際的な家電メーカーです。ベコは、22ブランド(Arçelik、Beko、Whirlpool*、Grundig、Hotpoint、Arctic、Ariston*、Leisure、Indesit、Blomberg、Defy、Dawlance、Hitachi*、Voltas Beko、Singer*、ElektraBregenz、Flavel、Bauknecht、Privileg、Altus、Ignis、Polar)を所有または限定ライセンスで使用しています。ベコは、その市場シェア(数量ベース)で欧州最大の白物家電メーカーとなり、2024年には連結売上高106億ユーロを達成しました。ベコは、世界各国30の研究開発(R&D)とデザインセンターおよび事務所に2,300名の研究者を抱え、これまでに3,500件以上の国際特許を出願しています。同社は、2024年11月22日時点の結果に基づき、DHP家庭用耐久消費財業界におけるS&Pグローバル・コーポレート・サステナビリティ評価(CSA)で6年連続して最高スコアを獲得し、8年連続でダウ・ジョーンズ・サステナビリティ指数に選出されています。**ベコのビジョンは、「世界を尊敬し、世界から尊敬される」ことです。
*ライセンシーは特定法域に限定されています。
**提示されたデータは、ベコの親会社であるArçelik A.Ş.に帰属します。
写真 - https://mma.prnasia.com/media2/2647162/Hakan_Bulgurlu.jpg?p=medium600
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ロゴ - https://mma.prnasia.com/media2/2452759/Beko_Logo.jpg?p=medium600