北京、2025年3月22日 /PRNewswire/ -- 2025年3月19日~21日に北京で開催された「2025年グローバル・サウス金融業者フォーラム(2025 Global South Financiers Forum)」の分科会で、鵬飛集団(ポンフェイ・グループ)の主席兼総裁である鄭鵬(チェン・ペン)氏が木曜日、同社の「デュアル・カーボン」の取り組みについて発表しました。これは、エネルギー転換・高度化の全体戦略に水素エネルギーを組み込むというもので、グローバル・サウスのエネルギー企業にとっては、新たなグリーン開発のパラダイムとなります。
Photo shows Zheng Peng, board chairman and president of Pengfei Group, delivers a speech at the Parallel Forum on Inclusive Finance and Approaches to New Energy Industrialization Development held in Beijing on March 20, 2025.
山西省孝義市を拠点とする中国トップ500企業の1つである鵬飛集団は、2030年までの炭素排出ピーク・アウト、2060年までのカーボン・ニュートラル達成という中国の「デュアル・カーボン」目標に基づき、クリーン・エネルギー分野において世界をリードするスマート企業への転換を目指しています。
鄭氏が分科会で紹介した内容によれば、同社は水素エネルギーの製造・貯蔵・輸送・加工・利用に焦点を当て、業界をリードする規模、完全な産業チェーン、先進的な加工ルートと設備を備えた水素エネルギー工業団地を建設しました。これにより、全産業チェーンを網羅し、あらゆるシナリオへの応用が可能な水素エネルギー・デモンストレーション・シナリオを実現しました。
同社はすでに、複数の水素エネルギー関連プロジェクトを稼働させています。コークス炉ガスや水電解で水素を製造しているほか、水素燃料補給機能を備えた4か所の統合型エネルギー・アイランドを展開し(そのうち1か所では、1日8トンの水素充填能力を持つ施設が稼働しています)、総走行距離3,500万キロメートルを誇る830台の水素燃料車両を運用しています。
今年2月には、中国移動通信集団山西有限公司(チャイナ・モバイル山西支社)と連携し、テレコム業界初のAI産業インテリジェンス研究所を設立し、水素エネルギー産業における全体的な安全管理のモデル構築に取り組んでいます。
鄭氏によれば、同社は現在、水素エネルギー分野で8つの特許と5つの業界団体規格を取得しています。
さらに、グローバル・サウス諸国が新エネルギー分野で直面する共通の資金調達問題に対処するため、「政府引導基金+グリーン・ファイナンス」という革新的モデルについて鄭氏は説明しました。これには、水素エネルギー産業向けの引導基金、地方政府による奨励金や補助金、そして金融機関が水素エネルギー産業や新エネルギー車に対して優先的に行う融資支援が含まれます。こうした取り組みは、同社の水素エネルギー事業の成長を確実に支えるものとなっています。
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