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リヤド(サウジアラビア), 2025年2月14日 /PRNewswire/ -- EDFサウジアラビア(EDF Saudi Arabia)とTAQAジオサーマル・エネルギー・カンパニー(TAQA Geothermal Energy Company)は、サウジアラビアにおける発電およびHVAC用途を含む地熱エネルギー技術ならびに圧縮空気エネルギー貯蔵分野における協力に関する戦略的基本合意書(MOU)を締結しました。本合意は、サウジアラビア・リヤドにあるキング・アブドゥルアジズ国際会議センターで開催された第3回PIF民間セクター・フォーラムの場において正式に締結されました。
本MOUは、EDFサウジアラビアのCEOであるオマール・アルダウィーシュ氏と、TAQAジオサーマル・エネルギー・カンパニーのCEOであるメシャリー・アルアヤド氏によって署名され、両社がサウジアラビア王国における革新的かつ脱炭素型エネルギー技術の推進に取り組む姿勢を改めて強調するものとなりました。
署名式には、TAQAジオサーマル最高技術責任者兼共同事業パートナーであるレイキャビク・ジオサーマル(Reykjavik Geothermal)会長のグズムンドゥル・ソロッドソン氏も出席しました。
本MOUについて、EDFサウジアラビアのCEOであるオマール・アルダウィーシュ氏は以下のように述べました。
「本提携は、サウジアラビア王国のエネルギー分野に対するEDFの長年にわたる取り組みの延長線上にある、自然な発展であります。過去10年間にわたり、当社は持続可能なソリューションに関する知見を活かし、サウジアラビア王国のエネルギー分野に積極的に貢献してきました。本MOUは、革新的技術の推進における当社の役割を一層強化するものです。TAQAジオサーマルとの協業を通じて、当社は豊富な経験を活かし、地熱エネルギーおよび圧縮空気エネルギー貯蔵分野における新たな領域の開拓に取り組んでまいります。本取り組みは、サウジアラビアの『ビジョン2030』およびEDFの『アンビション2035』の双方に完全に合致しており、持続可能性への共通の責務ならびに、サウジアラビア王国のクリーンエネルギー移行に向けた支援姿勢を一層強化するものです。」
TAQAジオサーマルのCEOであるメシャリー・アルアヤド氏は、以下のように付け加えました。
「地熱エネルギーの活用は、直接熱利用であれ、発電であれ、安定した再生可能なベースロード電源として、世界的なクリーンエネルギー移行を促進する上で極めて重要でありながら、まだ十分に開発が進んでいない資源です。EDFとTAQAジオサーマルによる、空間冷却分野における地熱ソリューション開発での提携は、効率性の向上および炭素排出量削減において極めて大きな好影響をもたらすものとなるでしょう。両社の強みを結集することで、サウジアラビア王国における増大するエネルギー需要に応える最先端の地熱冷却システムを実現するとともに、『ビジョン2030』が掲げる経済多角化の目標およびエネルギー省の再生可能エネルギー政策の推進を支援してまいります。」
本協業は、サウジアラビアにおける地熱エネルギー分野で先駆的なソリューションを創出する礎を築くものであり、よりクリーンかつ高効率な発電および冷却技術の実現に道を開くものとなります。TAQAジオサーマルとEDFは、両社の専門知識を結集することで、地熱資源の持つ潜在力を最大限に引き出し、サウジアラビア王国が再生可能エネルギー分野における革新の先導者としての地位を一層強化することを目指します。
EDFグループについて
EDFグループは、発電、送配電、取引、電力販売、エネルギーサービスなど、エネルギー事業のあらゆる分野に携わる統合型エネルギー事業者として、エネルギー移行を牽引する主要企業です。同グループは、低炭素電力分野における世界的リーダーであり、年間434TWhの低炭素電力を供給しています。発電源は、多様性に富み、主に原子力および再生可能エネルギー(水力発電を含む)を基盤としています。また、同グループはエネルギー移行を支える新技術への投資も積極的に行っています。EDFの存在意義は、電力および革新的なソリューションやサービスを通じて、ネット・ゼロ・エネルギーの未来を創造し、地球環境の保全、ならびに人々の豊かさと経済発展の促進に寄与することです。同グループは、約4,090万人の顧客 (1) にエネルギーとサービスを提供しており、2023年の連結売上高は1,397億ユーロでした。
(1) 顧客数は、供給地点ごとに算定。1顧客が2か所の供給地点を有する場合もある。
詳細はこちら:ksa.edf.com
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TAQAジオサーマル・エネルギー・カンパニーについて
TAQAジオサーマルは、PIFが過半数を所有する上流工程エネルギーサービス・掘削工学企業のTAQAと、アイスランドに本社を置き、地熱資源およびプロジェクト開発分野で世界をリードするレイキャビク・ジオサーマルによる合弁会社です。本合弁会社は2023年に設立され、2023年3月に開催された公的投資基金フォーラムにおいて発表されました。TAQAジオサーマルは、地域および国際市場において地熱分野のコンサルティングおよびプロジェクトマネジメント業務を展開しており、サウジアラビア国内外で複数のプロジェクトを進行中です。資源評価コンサルティング、探査・開発プログラムの設計および実行、ならびにパイロットプロジェクトの開発など、すべての事業活動は、地域にクリーンで安定的かつ持続可能な地熱エネルギーを供給するというビジョンの実現に向けて進められています。
詳細はこちら:https://www.tq.com/what-we-do/taqa-ventures/subsidiaries/taqa-geothermal/
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