― チャンスの国・中国 活力の都市・青島 ―
青島(中国)、2025年1月27日 /PRNewswire/ -- [Chengda Int. Mediaより]青島市は、新たな生産力の育成と発展を加速させるため、「青島市先進製造業の高品質発展を促進するための政策措置」(以下「政策措置」)を正式に発表しました。この政策措置は25項目から構成され、企業の成長支援、産業のイノベーション推進、産業転換の促進、新たな成長エンジンの育成、政府による経済活動に影響を与える制度、用地、資金、人材、インフラなどの提供保障の最適化など、5つの分野で具体的な施策を示しています。
設備更新と技術改良、技術改造を支援
政策措置では、企業による設備更新、技術改良、技術改造を積極的に奨励している。新技術や新設備、新工法を活用して改造やアップグレードを行う企業に対し、年度設備投資額の12%を奨励金として支給する方針を示した。1社あたりの年間上限は600万元(約1億2000万円)となる。
新エネルギー自動車産業の推進
新エネルギー自動車(NEV)産業は成長の兆しを見せており、政策措置では電動化、スマート化、ネットワーク化の方向性を示している。自動車メーカーの新エネルギー自動車(NEV)分野への転換を支援するとともに、「車路雲一体化(車両・道路・クラウド統合」試験事業の実施を目指し、複数の場面での実証応用を推進している。
家電産業の高付加価値化
青島市は中国における家電産業の主要都市であり、市内にはサプライチェーンの上下流にわたる2200社以上の企業と、国家レベルの研究開発機関が50カ所以上存在している。政策措置では、スマート家電産業の新たな発展を促進する方針を示した。企業が高付加価値化、スマート化、環境配慮型、シーン特化型の新型家電製品を研究・製造することを支援し、スマートサービス家電やウェアラブルデバイスなどの新たな産業分野の開拓を奨励している。
人工知能産業への支援
人工知能(AI)は産業発展の原動力として重要な役割を果たしている。青島市はAI産業の発展にも注力しており、政策措置には企業に対する算力(コンピュータの処理能力)の支援が盛り込まれている。毎年総額2000万元(約4億円)の「算力クーポン」を発行し、企業がコンピュータの処理能力に関するサービスを購入する際の費用の20%以内までを補助、1社あたり最大100万元(約2000万円)までの補助を提供する。また、地域の特性に応じて補助金を活用し、スマートコンピューティングセンターの建設を推進する方針だ。多様化したスマートコンピューティング環境を構築し、中国を代表する一流のスーパーコンピュータセンターの構築を目指す。