サンノゼ, カリフォルニア州、2024年12月19日 /PRNewswire/ — FPGAベースのプロトタイピングソリューションのグローバルリーダーであるS2Cは、同社の最新の第8世代製品であるProdigy S8-100ロジックシステムの出荷を開始し、主要な企業に導入されていることを発表しました。AIおよびHPCの増大する需要に対応するよう設計されたS8-100シリーズは、比類のないスケーラビリティ、柔軟性、効率性を提供します。
AMD Versal™ プレミアム VP1902アダプティブSoC100M ASICゲート容量を搭載したS8-100は、前モデルのS7-19Pと比較して、2倍のロジックリソースと2.5倍のI/O帯域幅を提供します。S8-100は、シングル、デュアル、クアッドのFPGA構成で提供され、ミディアムスケールからハイパースケールの設計までを容易にサポートします。これにより、高度なチップ開発において非常に多用途な選択肢となっています。
ハイライト：
豊富なリソース: S8-100は、18,507Kのシステムロジックセル、858Mbの内部メモリ、6,864のDSPスライス、各FPGAモジュールにデュアルコアのArm Cortex A72およびデュアルコアのArm Cortex R5を搭載し、驚異的なリソースを提供します。
高速かつ柔軟なI/Oアーキテクチャ: 2,212個のXPIOが動的I/O電圧（1.0V〜1.5V）をサポートし、PCIe Gen5および最大56Gbpsのデータ転送速度を持つGTM/GTYPトランシーバを備えたS8-100は、幅広いシステム要件を軽々と満たします。
スケーリングとパーティショニングが簡単に: PlayerPro-CTパーティショニングソフトウェアは、TDM駆動の複数戦略スケジューリングと配置をサポートしています。完全に自動化されたフローにより、RTLからビットストリームへの変換が簡単なクリックで行われ、生産性が大幅に向上します。
高生産性ツールチェーン: PlayerPro-DTによるマルチFPGAデバッグ、ProtoBridgeによる共シミュレーション、事前検証済みの子カード、スピードアダプタ、メモリインターフェースモデル、リファレンスデザインを含む豊富なプロトタイプ対応IPライブラリなどのアドオンツールは、展開を加速し、開発サイクルを短縮します。
S8-100ロジックシステムは、1つのFPGAあたり100M ASICゲートの容量を持ち、前モデルのS7-19Pのリソースを2倍にし、I/O帯域幅を2.5倍に増加させます。PCIe Gen5やQSFP-DDなどのプロトコルをサポートする32/56Gbpsのトランシーバを備え、高いI/O数を誇るこのシステムは、堅牢なパフォーマンスと柔軟なスケーラビリティを兼ね備え、複雑なロジック設計の要求に応えます。
特に、高度なRISC-Vコアは、パーティショニングすることなく、単一のS8-100システムに十分に収まります。パフォーマンスは3倍から5倍向上することが期待できます。ハイパースケールAIおよびHPC設計において、S8-100はパーティショニングの複雑さを減少させ、トポロジーを簡素化し、シームレスな最適化を促進します。
展開を加速するために、S2Cは使用準備が整った子カード、メモリアダプタ、スピードアダプタ、リファレンスデザインのライブラリを提供しています。これらのツールは、検証環境の設定を効率化し、システム統合を簡素化します。よく採用されるオプションには、高速PCIe Gen5、400G Ethernet、LPDDR/DDR5、そしてQSPI、MIPI D-PHY、JTAG/debugなどの一般的なSoCインターフェースがあり、さまざまなアプリケーションのニーズに対応しています。
S8-100を完全自動化されたタイミング駆動型パーティショニングソフトウェアと組み合わせることで、RTLからビットストリームへのワンクリックフローが実現し、大規模な設計のパーティショニング手順が簡素化されます。S2Cの強力なツールチェーンには、リアルタイム制御（プレイヤー・プロ・ランタイム）、マルチデバッグ（プレイヤー・プロ・デバッグタイム）、および共シミュレーション（プロトブリッジ）が含まれており、生産性を大幅に向上させ、複雑なチップ設計に欠かせないツールとなっています。
「AIの時代が始まり、チップ設計はますます追いつくのが難しくなっています」と、マーケティング担当副社長のYing J Chenは語った。「拡張された容量と優れたパフォーマンスを備えたProdigy S8-100は、AIとHPCにおける革新のための強力な検証ソリューションを提供します。」
可用性
Prodigy S8-100シリーズ（シングル/デュアル/クアッド）は現在出荷中です。詳細については、最寄りのS2C担当者にお問い合わせいただくか、www.s2cinc.comをご覧ください。
