天津会議で職業教育に世界が注目

北京、2024年11月23日 /PRNewswire/ -- China Dailyの報道

The 2024 World Vocational and Technical Education Development Conference has been taking place in Tianjin this week. [Photo/china.com.cn]
The 2024 World Vocational and Technical Education Development Conference has been taking place in Tianjin this week. [Photo/china.com.cn]

2024年世界職業技術教育発展大会が、今週水曜日から金曜日にかけて開催され、中国北部の天津に約1,000人の代表者を集めました。大会では、産業と教育の統合、持続可能な発展、教師のトレーニング、生涯学習などのトピックを中心に議論が展開されました。

中国教育部、中華人民共和国連合国教科文組織全国委員会(中華人民共和国ユネスコ全国委員会)、天津市政府が共催したこの会議は、世界中のイノベーションと持続可能な発展の推進力として職業教育を前進させることを目的としています。

職業教育をグローバルに形成するために、このイベント中に行われた6つの主要な取り組みは、基調講演・閣僚級円卓会議、二国間協議を含む包括的な会議、職業訓練機関・産業界・教育機関を結集する世界的な同盟、世界職業教育賞の授与、42種目による国際技能競技会、職業教育・無形文化遺産・国際協力の成果を紹介する展覧会、天津理工大学教育学院による『世界職業技術教育』の創刊です。

ユネスコ事務局長補(教育担当)であるStefania Giannini氏は、会議のビデオ演説で、職業教育が変革を促していると強調しました。また、ユネスコが最近発表した「Recommendation on Education for Peace, Human Rights, and Sustainable Development(平和、人権、持続可能な開発のための教育に関する勧告)」に言及し、職業教育が変化の原動力であることも強調しました。

Giannini氏は、グローバルな課題に対応するため、職業教育への投資とイノベーションの拡大を呼びかけ、「スキルは今日の複雑な世界をナビゲートするためのパスポートである」と述べました。

中国の教育部部長である懐進鵬氏は、「職業教育は時代のトレンドに合わせ、教育の本質を支持し、そのユニークな特性を維持すべきだ」と述べています。また、職業教育は、進化するビジネス・チャンスと課題の中で能力開発目標を定め、画期的なブレークスルーを目指して努力すべきであるとも述べています。

懐氏は、職業教育のビジョンを「5I」教育、つまり包括的(Inclusive)、産業志向(Industry-oriented)、革新的(Innovative)、インテリジェント(Intelligent)、国際的(International)という枠組みで説明し、すべての人にサービスを提供し、産業と統合し、イノベーションを推進し、スマート・テクノロジーを取り入れ、グローバルな協力を促進する役割を担っていると述べました。

大会期間中のボランティア活動を円滑に進めるため、天津市共青団が、南開大学を含む9つの大学から1,448人の若手ボランティアを募集しました。ボランティアの役割は、ゲスト登録、会議の調整、翻訳、メディア受付、医療支援など、30以上に及びました。