効率的で持続可能な重量物輸送を主導
ベルリン, 2024年9月27日 /PRNewswire/ -- 今年のInnoTransで、CRRC Corporation Limited(中国中車股份有限公司、以下「CRRC」、SHA: 601766)が、「On Track for A Low Carbon Future(低炭素の未来に向けた道のり)」というテーマで主役を務め、ドイツ・ベルリンのメッセ・ベルリンのホール4.2、スタンド210にあるブースで、環境に優しい重量物の高速貨物輸送に関する一連のソリューションを紹介しました。
先駆的な重量物輸送技術で貨物輸送能力を増強
鉄道輸送技術の最前線に立つCRRCの重量物輸送能力は、世界的に見ても比類のないものです。同社の24軸電気機関車は、驚異的な牽引技術の賜物であり、1台で10,000トンの貨物列車を最大12 ‰の長距離急勾配で運ぶことができます。この機関車は、さまざまな運用上の要求に合わせてカスタマイズでき、優れた安全性、信頼性、効率性を保証する最先端のインテリジェント・テクノロジーを搭載しています。
CRRCは、積載量で新記録を樹立した45トンの車軸荷重の鉱車も導入しています。同車は、連結時に最大46,800トンを輸送できるように設計されています。
高速貨物輸送における新たな基準を設定
350 km/hの高速貨物EMUは、カラチョウザメからヒントを得た空気力学的形状で設計され、銀・白・赤の車体が特徴です。高速貨物列車の分野で、最速かつ最も広いニューカマーという地位を確立し、オンラインのファンから「Express Freight Hero(貨物急行列車のヒーロー)」という名を付けられました。
「各車両には、世界でも例を見ない幅2.9メートルの乗降扉が備わっています。そのため、高速貨物EMUは、従来の旅客モデルとは一線を画す視覚的特徴を備えています」とCRRCの技術専門家、ウ・シェンクアン氏は述べています。航空輸送や道路輸送とは対照的に、貨物EMUには、環境に影響を与えにくいという顕著な特徴があります。わずか5時間で1,500キロメートルを移動し、飛行機に比べて貨物の単位重量あたりのエネルギー消費量はわずか8%にとどまることからもわかるように、経済面および環境面のメリットが際立っています。
「中国製」のエコフレンドリーなソリューションを世界の鉄道輸送に提供
「今年6月28日、CRRCは北京で画期的なデビューを果たし、新エネルギー機関車シリーズを初めて世界に公開しました。展示された7つのモデルの中で目立っていたのは、2000 kWの水素電池ハイブリッド機関車です」と、CRRCのもう1人の技術専門家であるスン・シドン氏は述べています。
このシリーズは、ディーゼルとバッテリのハイブリッド・タイプ、バッテリのみで駆動するタイプ、水素とバッテリのハイブリッド・タイプなど、1000 kWから2000 kWまでの多様な出力範囲を用意しています。いずれのモデルも、炭素排出量を最低限またはゼロにし、騒音レベルを低く抑え、効率を最適化するように設計しています。これらの機関車は、炭素排出量を削減し、輸送部門における持続可能な慣行への移行を主導するというCRRCの献身的な取り組みを強調するものです。