トリナ・ソーラー、世界初の完全リサイクルc-Siモジュールを生産、持続可能性におけるマイルストーンを実現

常州(中国)、2024年9月26日 /PRNewswire/ -- 太陽光エネルギー分野におけるイノベーションで世界をリードするTrinasolar(トリナ・ソーラー)が、世界初の完全リサイクルc-Siモジュールの生産に成功したと発表しました。トリナ・ソーラーのResearch Center Academy(リサーチ・センター・アカデミー)は、廃棄モジュールから回収されたシリコン、銀、アルミニウム・フレーム、ガラスなどの材料を使用して、革新的な自社開発のリサイクル技術でこのブレークスルーを成し遂げました。この成果は、トリナ・ソーラーの持続可能な開発への取り組みと業界における主導的な地位を改めて示すものです。

トリナ・ソーラーの会長兼CEOでCentral R&D Institute(中央研究開発研究所)所長の高紀凡(ガオ・ジファン)氏は、「世界初の完全リサイクルc-Siモジュールの生産は、PV業界の持続可能な開発を促進し、世界全体のエネルギー転換に貢献するというトリナ・ソーラーの強い決意を示すものだ」と語りました。

世界初のリサイクルPVモジュールの生産は、トリナ・ソーラーが主導し、上流・下流のパートナーとの協力により完成しました。トリナ・ソーラーは、廃棄されたPVパネルからアルミニウム・フレーム、ガラス、銀、シリコンなど、高価値材料の全コンポーネント・リサイクリングに成功しました。これは、独自に開発した層間分離試薬、化学エッチング技術、湿式化学銀抽出技術などの革新的な技術を含む複数の技術を用いて達成されました。リサイクルPVモジュールはN型TOPCon技術を採用し、ゴールデン・サイズ設計を採用しており、モジュール効率は20.7%、出力は645 Wを超えます。

トリナ・ソーラーは、廃棄されたPVパネルを丁寧に処理してリサイクルすることに重点を置き、国際規格に準拠するよう努めています。2012年に施行された欧州連合のWaste Electrical and Electronic Equipment(廃電気・電子機器)指令では、廃棄パネルの85%を集中的に収集し、材料の80%をリサイクルすることが義務付けられています。トリナ・ソーラーは、廃棄されたPVモジュールを回収・リサイクルするための高度な技術ソリューションの開発に取り組んでいます。同社は、モジュール・リサイクルの分野で37件の特許を申請しています。

トリナ・ソーラーは、製造業務による環境への影響を最小限に抑えることを非常に重視しています。同社は、2010年からPV Cycle(PVサイクル)の会員であり、環境汚染を軽減するために、規格に準拠している一連の使用済みPVモジュールの廃棄方法を開発してきました。モジュール・リサイクリング技術における同社の画期的な進歩は、PVモジュールの大量廃棄に対する重要な解決策を提供するだけでなく、PV業界の発展を後押しします。