SIグループ、シンガポールの製造拠点を閉鎖する計画を発表

市場環境の悪化により、同社は2025年下半期に製造事業を終了する予定

テキサス州ザ・ウッドランズ, 2024年9月25日 /PRNewswire/ -- 高性能添加剤、プロセス・ソリューション、医薬品、化学中間物の世界的大手開発・製造企業であるSI Group(SIグループ)が、シンガポールのジュロン島にあるアルキルフェノール製造施設を2025年度下半期に閉鎖する計画を発表しました。SIグループは、ヨーロッパと南北アメリカ大陸の供給拠点を含め、市場をリードする世界的な拠点からアルキルフェノールを供給し続けます。

SIグループは2006年、アジア太平洋地域の消費者にアルキルフェノールを供給し、SIグループの抗酸化製品を生産するために、ジュロン島にアルキルフェノール製造工場を開設しました。しかしながら、近年この地域の抗酸化物質バリュー・チェーンに大きな変化があり、さらにシンガポールでのコストも高騰していることから、同社は来年、シンガポールでの生産を停止する予定です。「SIグループのシンガポールの製造施設は、当社のこれまでの成長と世界的な展開にとって貴重な資産でした」とSIグループのSVP兼最高商務責任者であるJoey Gullion氏は述べています。「しかし、アジアにおける現在の需給バランスと同地域での製造コストを考えると、今回の措置は、当社のグローバル事業の長期的な持続可能性を確保するために必要なものでした。」

SIグループは、高性能添加剤の世界的リーダーとして、アジア太平洋地域を含む世界中の顧客に付加価値の高いソリューションを提供し続けることに尽力します。SIグループは、ヨーロッパとアメリカ大陸にアルキルフェノール製造施設を持っており、アルキルフェノール市場でのリーダーシップを維持し、顧客サービスと技術サービスのサポート・レベルを維持します。

「当社は、顧客のニーズにさらに応えるために、アジア太平洋地域での戦略を転換しました。この地域は当社の事業にとって重要であり、今回の新しいアプローチは、市場の動向と当社のコスト状況のバランスをとるのに役立つと考えています」とSIグループの社長兼CEOであるDavid Bradley氏は述べています。「Dingjide(鼎際得)との最近の提携、そしてシンガポール拠点を閉鎖するという、困難ではあったものの重要な決断は、顧客へのサービスに対する当社の真摯な姿勢を証明するものです。現在そして将来にわたって顧客の成長をサポートするための体制が整い、私たちは今とても楽しみです。」

SIグループのシンガポール製造施設は、2025年下半期に製造業務を終了する予定です。同社は、工場閉鎖の影響を受ける全従業員に支援を提供します。

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SIグループは、機能性添加剤、加工ソリューション、医薬品有効成分、化学中間体などの革新的な技術で世界のリーダー的存在です。SIグループのソリューションは、プラスチック、ゴム・接着剤、燃料・潤滑油、油田、製薬業界における工業製品および消費財の品質と性能を向上させます。米国テキサス州ザ・ウッドランズに拠点を構えるSIグループは3大陸に19の製造施設を持ち、80カ国で顧客にサービスを提供しており、全世界で約1,800人の従業員が働いています。2023年、SIグループは、継続的な改善と持続可能性への取り組みを示す初のESGレポートを公表しました。SIグループは、安全、化学、持続可能性、そして卓越した成果への情熱を持ち、価値を創造するために革新と変革を推進します。詳細については、www.siigroup.comをご覧ください。

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