バンコク、2024年9月16日 /PRNewswire/ -- ハラール・サイエンス・センター(チュラーロンコーン大学)は、タイ国内のレストラン、宿泊施設、モスク、礼拝の道順、観光スポットをイスラム観光の原則に基づいてリスト・アップするアプリケーション、Halal Routeを開発しました。同センターは、イスラム教徒の観光客が安心してタイを旅行できるよう支援するとともに、同国の観光業者が成長し、増加するイスラム教徒の観光客を歓迎できるようサポートしたいと考えています。
タイ国政府観光庁(TAT)は、2024年には世界中のイスラム教徒の観光客が約1億6,800万人に達すると予測しています。マスターカード・クレセント・レーティングの世界ムスリム旅行指数(GMTI 2024)によると、ムスリムの観光客にとってタイは32番目に人気のある旅行先です。しかし、ムスリムの観光客がタイで遭遇する大きな問題は、イスラムの慣習に準拠したサービス・エリア(祈祷室など)を備えたハラール認定のレストラン、ホテル、宿泊施設、または観光地がなかなか見つからないことです。
「"Halal Route"は、ハラール・レストラン、モスク、礼拝場所、時間、礼拝の方向(キブラ)、観光スポット、ムスリムの村やコミュニティ、ホテル、滞在施設について検索可能な情報を収集する旅行情報収集アプリです。このアプリは、正確な案内のためにGoogleマップにリンクされています。また、タイ語、英語、アラビア語の3つの言語をサポートしているため、イスラム教徒の観光客はより快適に安心して生活し、旅をすることができます」とHalal Routeアプリ開発チームの科学サービス担当者、Erfun Weahama氏は述べています。
Anat Denyingyot博士(ハラール・サイエンス・センターのアシスタント・ディレクター)は、Halal Routeアプリケーションには、現時点のタイのハラール観光について最も信頼性が高く包括的な情報が含まれていると断言しています。「レストランと場所については、すべて現場を訪問しており、宗教団体やハラール食品関連団体による認証、ハラールの条件を保証し、その施行に責任を負う管理システム(HAL-Qシステム)など、信頼できる機関や組織によって承認された基準に従って監査されています」とAnat博士は請け合います。
現在、このアプリのデータベースは1,100軒以上のレストランを登録しており、タイの北から南まで、観光客に人気の県を40以上カバーしながら、新しい場所やサービスを更新しています。
「Halal Route"はナビゲーションのためだけのものではなく、タイを訪れる機会のある世界中のムスリムのコミュニティをつなぐプラットフォームです」とWinai Dahlan准教授(ハラール・サイエンス・センターのディレクター)は結論付けています。
Halal Route"アプリケーションは、iOSおよびAndroidシステムから無料でダウンロードできます
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