上海、2024年8月27日 /PRNewswire/ -- 風力発電分野の先駆者であるSany Renewable Energy Co., Ltd.(三一重能股份有限公司)は、British Standards Institution(英国規格協会、BSI)の認証を取得し、重要な節目を達成しました。この認定により、同社は、ISO 20400のSustainable Procurement Compliance Statement(持続可能な調達コンプライアンス・ステートメント)を業界で初めて取得した企業となります。製品・サービス・システムの規格と品質に関する世界有数の機関であるBSIは、持続可能な開発に関する世界的なベンチマークを設定し、持続可能な調達慣行を業務に統合している企業に認定を付与しています。
今回の認証は、三一重能が、国際的な持続可能開発基準を満たす上で大きく前進したことを意味します。また、これにより、同社のグリーンな調達への取り組み、経済・社会・環境の持続可能性への取り組みが実証されたことになり、同社のESGの枠組みが強化されます。
グリーン・トランスフォーメーションとエネルギー・ネットワーク統合を牽引
大規模風力発電ソリューションのリーダーである三一重能は、スマートな製造とデジタル・システムのイノベーションの最前線に立っています。地域の電力網を強化し、多様なエネルギー源を統合する同社の取り組みは、ヨーロッパのエネルギー自給の追求、炭素排出量の削減、持続可能なエネルギー革命の育成を支援する上できわめて重要です。この移行は、増大する電力需要を満たすだけでなく、経済的繁栄と環境保全を併存させながら促進し、地球規模の気候目標の達成をサポートします。
画期的な成功を収める大型メガワット風力発電所
中国北部、特にエネルギー需要が原因で電力不足に陥りがちな東北部では、2022年5月に三一重能が66基の風力タービンを電力網に組み込んだことで、大きな変化がもたらされました。同社は、瀘沽の超高圧直流送電線を介して北東部の風力発電電力を山東省に送電することで、現在約30万世帯のエネルギー需要を支えています。これは、中国の風力発電部門における大きな技術的進歩を明確に示すもので、地域のエネルギーの相乗効果のモデルという役割を果たしています。
吉林省通楡県の広大なホルチン草原に、広々とした水発竜海風力発電所が敷設されており、発電所の敷地には、高さ100メートルの風力タービン66基が空に向かってそびえ立っています。この施設は、地域のエネルギー産業の「吉林省の電力を山東省へ」構想の要です。また、中国の第14次5か年エネルギー計画の戦略的要素でもあり、革新的な風力発電技術の試験場としても機能しています。この発電所では、ボックス型変電所用の上部設置変圧器技術や、タービン・ブレード用の先進的な引抜成形ガラス強化プレート技術などの最先端技術を採用しています。同施設は、業界の基準を引き上げ、業界の誰もが欲しがるChina Wind Energy Pioneer Award(中国風力エネルギー・パイオニア賞)を受賞しました。
今後、三一重能は、ISO 20400ガイドラインに沿って持続可能な調達を重視することで、ESGフレームワークの強化に取り組んでいく予定です。この戦略的決断は、持続可能性に対する顧客と関係者の期待を満たしながら、それを上回ることを目指しています。同時に、業界チェーン全体が、低炭素変革への道を段階的に歩んでいけるように支援します。三一重能は、サプライヤーとの連携を強化することで、レジリエンスと持続可能性を備えたサプライ・チェーン・エコシステムを構築し、長期にわたって持続可能で、かつ豊かな成長に向けた強固な基盤を確立していきます。