京都(日本)、2024年8月27日 /PRNewswire/ -- スマート太陽光発電(PV)およびエネルギー貯蔵ソリューションの世界的リーダーであるTrinasolar(トリナソーラー)が、最新の営農型太陽光発電プロジェクトの商用稼働を京都府福知山市で開始したことを発表しました。この大規模な取り組みは、世界市場に向けた実用規模の太陽光発電プロジェクトの生産と提供を専門とする同社のInternational System Business Unit(国際システム事業部門、ISBU)によって開発されました。これは、日本市場における同社の事業にとって重要なマイルストーンであり、再生可能エネルギーの生産と農業活動を調和させる営農型太陽光発電の可能性を示しています。
福知山プロジェクトでは、最新の210 mmウェハー技術と高効率n型i-TOPConセルを採用した、トリナソーラーの超高出力Vertex N 720Wシリーズ・モジュール(TSM-690NEG21C.20)が3,392個使用されています。これらの最先端のモジュールは、最大効率23.2%でエネルギー出力を最大化し、均等化発電原価(LCOE)を低く抑えるように設計されています。その結果、このプロジェクトは年間2,700MWhのクリーン・エネルギーを発電し、毎年約1,760トンの二酸化炭素排出量を削減することが期待されています。
営農型太陽光発電の強化 – トリナソーラーのPV+モデル
このプロジェクトは、作物の生産と太陽エネルギーの生成の両方に農地を利用する営農型太陽光発電の代表的な例です。この場合、太陽光発電所は、この地域の特産物であるヤムイモの一種、エビイモの栽培をサポートしています。エビイモは光飽和点が低いため、ソーラー・モジュールの下の影になった場所でもよく育ちます。また、土壌水分に大きく依存するため、この作物は通常、水田で栽培されます。その際、モジュールが提供する日陰により、土壌水分の蒸発が抑えられ、作物の成長に十分な水分が確保されます。
この成功の鍵を握っているのが、トリナソーラーの革新的な「PV+」モデルです。モジュールは地面から最低2.35メートルの高さに設置され、トラクターやロータリー式耕耘機などの農業機械が使用できるように、モジュールの列の間隔が空けられています。この綿密なデザインのおかげで、モジュールの下で農業活動を滞りなく続けられ、持続可能な土地利用が促進され、地域経済に貢献できるようになります。
日本は2050年までにカーボン・ニュートラルの達成を目指しており、日本太陽光発電協会(JPEA)は、国内の太陽光発電の4分の1が農地から得られると予測しています。京都のトリナソーラーの営農型太陽光発電プロジェクトは、このアプローチの実現可能性を証明するものであり、再生可能エネルギーが、ネットゼロの未来を追求する中で、農業などの重要な産業をどのようにサポートできるかを実証するものです。
この革新的な営農型太陽光発電プロジェクトは、環境と地域社会に積極的に貢献しながら、日本のクリーン・エネルギーの目標を支援するというトリナソーラーの取り組みを明らかに示すものです。営農型太陽光発電が世界中で勢いを増す中、このプロジェクトは、持続可能な土地利用の貴重な実証例となり、この分野の将来の発展のための知見を提供し、持続可能な未来への道を切り開きます。
Trinasolar(トリナソーラー)について
1997年に設立されたトリナソーラーは、世界をリードする太陽光発電およびスマート・エネルギーのトータル・ソリューション・プロバイダーです。同社は、太陽光発電製品の研究開発、製造、販売、太陽光発電プロジェクトの策定、EPC、O&M、スマート・マイクログリッドおよびマルチエネルギー補完システムの開発と販売、エネルギー・クラウド・プラットフォームの運営に携わっています。2018年、トリナソーラーは、エネルギーIoTブランドを立ち上げ、中国および世界各国の大手企業や研究機関と共同でTrina Energy IoT Industrial Development Alliance(トリナ・エネルギーIoT産業開発連盟)を設立し、New Energy IoT Industrial Innovation Centre(新エネルギーIoT産業イノベーション・センター)を設立しました。これらの取り組みを通じ、トリナソーラーは、パートナーと協力してエネルギーIoTエコシステムを構築し、新エネルギーIoTを探求する革新プラットフォームを開発し、世界のインテリジェント・エネルギーのリーダーとなることを目指しています。2020年6月、トリナソーラーは上海証券取引所のSTARマーケットに上場しました。
詳細については、https://www.trinasolar.com/en-apac/をご覧ください