台北 2024年8月6日 /PRNewswire/ -- 産業用ネットワーキング・ソリューションの大手プロバイダーORing社は、画期的な産業用シングルペア・イーサネット(SPE)スイッチの発売を発表し、イーサネット技術に大きな進歩をもたらしました。このスイッチは、従来のイーサネット・ネットワークの10倍の距離、つまり1,000mの距離で10Mbpsのデータ伝送が可能であり、またPower over Ethernet(PoE)対応していることで、革新的な産業用IoTアプリケーションを推進することが期待されています。
SPEはイーサネット・ネットワーキング技術の一つであり、1対のケーブルのみで10M~1Gビットの速度でデータを伝送するものです。従来のイーサネット・システム(2対または4対)と比較した場合、SPEには複数の利点があります。より細いケーブルを利用することで、接地面積が小さくなるため、より簡単に設置できます。重量面でも、100mあたり1.6kgの削減となるため、設置作業がしやすくなります。また、設置の簡素化が可能となることで、新工場建設時の材料費や人件費の節約できるだけでなく、ゲートウェイやインターフェース・コンバータを追加しなくても、容易に現場の機器やセンサー類を既存のネットワーク環境に統合できるようになります。さらに、SPEはより長いケーブルに対応しているため、建物の自動化、自律走行車、エレベーター制御、生産ライン制御、ロボットアーム、モーター制御、センサー接続、レガシーネットワークの更新といった、さまざまなシナリオに適用することが可能です。
今回ORing社が新発売したITPS-141TX-T1L産業グレードSPEスイッチは、進化する業界の接続ニーズに効果的に応える画期的な製品となっています。本製品はIEEE 802.3cg 10Base-T1Lに準拠しており、10Mbpsの伝送速度で最大1kmの伝送が可能です。また、特に制御やセンサーデータ伝送など、長距離かつ低速のデータ伝送を必要とする産業環境に適しており、さまざまな産業用IoTアプリケーションのベストな選択肢となっています。さらに、このスイッチは全二重通信とポイント・ツー・ポイントのネットワーク・トポロジーに対応しており、接続デバイス間の同時データ送受信を確実に行うことで、レイテンシーの低減、スループットの向上、ネットワークのセキュリティ、および効率の向上を実現します。IEEE 802.3bu PoDL(Power over Data Lines)規格により、各ポートが最大30Wの電力を出力可能であり、効率に優れたネットワーク電力を供給します。この革新的なスイッチによって既存のイーサネット・ネットワーク・デバイスの統合が簡単にできようになるため、顧客はケーブル配線の簡素化とコスト削減だけでなく、既存の投資の活用が可能となります。
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