ロンドン、2024年7月24日 /PRNewswire/ -- オムディア(Omdia)のデスクトップモニター・インテリジェンス・サービスによる新たなインサイトによると、120Hz以上のリフレッシュレートを特徴とするゲーミングモニター市場は、2024年には前年比9%増の2,470万台に成長する見込みとのことです。一方、オペレーティングシステムおよびストリーミングサービスポータルを備えたスマートモニター市場は、前年比63%増の120万台に達する見込みです。
2024年第1四半期において、デスクトップモニターの出荷台数は3,070万台に達し、前年同期比(YoY)で5%増加しました。業界はパンデミック後の物流の混乱を克服し、2023年第3四半期以降、着実に成長を続けています。特に、ゲーミングモニター市場とスマートモニター市場は急速に拡大しています。この成長は、特に両モニターカテゴリーにおける付加価値と高機能性によって促進されています。
このような中、リフレッシュレートが120Hzを超えるゲーミングモニターや、テレビのようにOSとストリーミングサービスポータルアプリを備えたスマートモニターの市場は急速に拡大しています。
オムディアのシニアプリンシパルアナリストである氷室英利によれば、「モニターはテレビと同様にスマート化の道を辿っています。ゲームやスマートモニター向けのB2C市場において、扱えるコンテンツを最大化し、ユーザーエクスペリエンスを広げることに焦点を当てています。」とのことです。
現在、韓国のサムスン(Samsung)とLGエレクトロニクスがスマートモニターの出荷を支配しています。エイサー(Acer)がそれに続き、台湾、アメリカ、中国の他のブランドも間もなく市場に参入する見込みです。ゲーミングモニターの分野では、120Hzを超えるリフレッシュレートを特徴とする非ゲーミングモニターが登場する可能性があります。その結果、最大リフレッシュレートで定義されるゲーミングモニタの出荷性能は上昇すると予想されます。
オムディアの予測では、ゲーミングモニター市場は2028年までに2,740万台に拡大し、スマートモニター市場はB2Bアプリケーションの需要を含めて210万台に成長します。
また、2024年にはスマートモニター市場が主に統合オペレーティングシステムによるテレビシステムオンチップによって120万台に達すると予測されています。メディアテック(MediaTek)、ノバテック(Novatek)、リアルテック(Realtek)は2023年の主要なテレビ用SoCベンダーでした。両社を合わせた市場シェアは、2023年の83%から2024年には84%に拡大すると予想されています。
「スマートモニター市場には、ベンダーの種類によって明確な課題があります。タイゼン(Tizen)、WebOS、AOSPチャイナ(AOSP China)、グーグル(Google)の4つのオペレーティングシステムが2024年から2025年にかけてキープレイヤーになると予想しています。加えて、Wi-Fiの体験やリモコンなどの新しいユーザーインターフェースが、この進化する市場において重要な要素です。」と氷室は結論付けています。
▽OMDIAについて
Informa Tech傘下のOmdiaは、テクノロジー調査・アドバイザリーグループである。同社はテクノロジー市場に関する深い知識と実用的な洞察を組み合わせ、企業がスマートな成長の意思決定を下すことを支援する。より詳しい情報はwww.omdia.com を参照のこと。
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