アルマトイ(カザフスタン), 2024年5月30日 /PRNewswire/ -- カザフスタンが中央銀行デジタル通貨(CBDC)デジタルテンゲを導入してからからわずか6カ月で、同国民2000万人は10を超える革新的なCBDCカード・サービスを利用できるようになりました。アルティン銀行(Altyn Bank)、Eurasian Bank、Halyk Bankは、Way4デジタル決済ソフトウエアシステムを活用して、このCBDCプロジェクトに迅速に参加し、デジタルテンゲ・カードの早期採用者の72%を取り込みました。カザフスタンの国家決済公社によると、デジタルテンゲの普及は拡大しており、2024年と2025年のロードマップには36の新たな使用事例が挙げられています。
カザフスタンの銀行顧客は、バーチャルおよびプラスチックCBDCカードを申し込むことができ、MastercardおよびVisaのグローバルネットワークを通じて、店舗内と電子商取引の両方で買い物に利用できます。さらに、ATMで現金を引き出したり、カードをGoogle Pay、Apple Pay、Samsung Payとリンクさせたり、モバイルバンキングを通じてCBDCカードの残高や取引履歴をチェックしたり、その他の関連サービスにアクセスしたりすることもできます。
現在、130カ国以上がCBDCを積極的に研究または導入しています。ほとんどのCBDC取引はウェブやモバイル・インターフェースを通じて行われていますが、デジタルテンゲ・プロジェクトはCBDC決済用の有形手段を消費者に提供しています。
カザフスタンのデジタルテンゲ・プロジェクトは、いくつかの野心的な目標を追求しています。その中には、国境を越えた取引の強化、革新的な社会的および腐敗防止イニシアチブの開始、CBDCと非政府分散型金融(DeFi)プラットフォーム間の統合の実現などが含まれています。Way4は、カザフスタンの国家決済公社、Eurasian Bank、アルティン銀行、Halyk Bank、国営郵便事業カズポスト(Kazpost)といった多くのデジタルテンゲ・エコシステム・メンバーのカード発行・取得イノベーションを後押ししています。これらの決済事業者のうち3社は、パートナーであるOW Kazakhstanの支援を受け、2カ月足らずで自社のカード処理システムをデジタルテンゲ・プラットフォームに統合しました。
カザフスタンの決済エコシステムへのCBDCカードの統合成功は、同国の前向きな姿勢と銀行インフラの堅牢性の証です。同国の銀行の多くが、以前からOpenWayのWay4ソフトウエアシステムを利用して、画期的なイノベーションを導入してきました。例えば、中国以外で初めて発行された銀聯(UnionPay)カードや、世界初のモバイルVisa P2P送金などです。
カザフスタンの決済規制当局は、CBDCの発行と回収用に、R3のCordaプラットフォームを選択しました。Way4、Corda、その他の技術に支えられ、カザフスタンは国際経済の舞台でその地位を強化しています。
Way4とCBDC取引におけるその役割の詳細については、openwaygroup.com をご覧ください。