【上海2024年5月14日PR Newswire】大手建設機械メーカーSANY Heavy Industry(SANY)は、世界が深刻な気候変動課題に直面する中、全プロセスでの脱炭素化を推進し、多様性を重視したグリーン人材育成を進め、社会福祉への精力的なコミットメントと投資により共通の価値を高めてきた、SANYの取り組みと成果を詳述した年次「Sustainable Development Report(持続可能な発展リポート)」を正式に発表しました。
SANY Heavy IndustryのXiang Wenbo会長は「SANYの年次『持続可能な発展リポート』は、当社の脱炭素化の進展と成果、そして環境保護と持続可能な発展へのコミットメントを紹介しています。SANYは、グローバルな気候変動課題に対応し、具体的な行動で『デュアルカーボン』目標を達成しようとしています。当社は、業界の変革と発展を支え、温室効果ガス排出削減とクリーンエネルギー開発の推進に大きく貢献したいと考えています」と語っています。
持続可能性: 再生可能エネルギーへの継続的投資と排出管理の強化
太陽光発電と水素製造促進に向けた積極策により、SANYは太陽光や水素を含むクリーンエネルギーの利用を加速させました。2023年末までにSANYの子会社21社で太陽光発電設備が使用され、クリーンエネルギーの総使用量は4万4815.9kWhとなり、比率は6.55%に達しました。
2023年、SANYの揮発性有機化合物(VOC)排出濃度は100万ユニット当たり0.00136トンとなり、基準年から23%減少、目標を達成しました。廃水排出濃度は100万ユニット当たり5.42トンとなり、基準年から38%減少しました。
一方、SANYは、シャットダウン機器の耐用年数を延ばすための無償メンテナンスを世界的に実施し、老朽化した機器をリサイクルする一方、包装のリサイクルや、段ボール、木箱のアップグレード方法を模索してきました。2023年には、包装材料220万元(30万3820米ドル)を節約し、固形廃棄物を大幅に削減しました。
グリーン化: グリーン工場とグリーン・サプライチェーン
SANYは、生産と運営の全リンクにおいて省エネの取り組みを一体化しています。2023年、生産エリアにおける生産額1万人民元当たりのエネルギー消費量は39.53元(5.46米ドル)で前年比10.7%減少、省エネと消費削減プログラムにより、1189万元(164万米ドル)のエネルギーコストを節約しました。
2023年、SANYはインドネシアに海外初の「ライトハウス(灯台)工場」を設計・建設し、完全ネットワーク化された無人生産を実現しました。SANYは現在、33のライトハウス工場を運営しており、平均で46.33パーセント人件費を削減しています。こうした実績の結果、SANYはフォーブス中国語版から「中国の多国籍企業トップ50」の1社に選ばれました。また、SANYは2021年から、産業用インターネット、ロボット、AIなどの先進技術をさまざまな生産シーンで積極的に活用してきました。SANY Automobileは2023年、中華人民共和国工業情報省から「Green Supply Chain Management Enterprise(グリーン・サプライチェーン管理企業) 」に認定されました。
持続可能性と社会福祉に重点を置いたイノベーション主導の人材育成
SANYは2023年、394の研修を実施し、2万3993人が参加。SANYの従業員の約93%がさまざまな研修に参加し、平均研修時間は121.4時間でした。SANYの総研修費は5600万元(773万米ドル)に達しました。
SANYは、従業員の安全、健康、福祉を最優先事項としており、3年連続で「China's Best Employer(中国の最優秀雇用主)」に選ばれています。Hunan SANY Polytechnic Collegeは、海外管理本部オリエンテーションコースを通じて、2023年12月までに海外に駐在させる技術人材450人の養成に成功しました。
SANYは、さまざまな公共および社会福祉プログラムにも2787万2000元(398万米ドル)を投じました。「SANY Public Welfare (公共福祉)」プラットフォームには現在、1万7002人のボランティアが登録、SANYには現在、714人が参加する51のボランティアチームがあり、ボランティア活動時間は累計2266.2時間に達しています。
SANYは、多様な経歴を持つ優秀な人材を幅広く採用することで、チームの強化と拡充を続けています。2023年末までに、同社の正社員は2万5930人となり、経営陣の10%が女性という記録を打ち立てました。
ソース:SANY Group