マイクロソフトの最新投資は、持続可能な航空燃料と再生可能ディーゼルを製造するLanzaJetの技術の規模拡大とグローバル展開を支援
シカゴ, 2024年4月24日 /PRNewswire/ -- 持続可能な燃料技術および燃料製造の大手企業であるLanzaJet社は本日、マイクロソフトの気候イノベーションファンドからの投資を発表しました。マイクロソフトからのこの投資により、LanzaJet社は持続可能な燃料処理技術を世界的に展開するための能力と体制を構築し続けることができるようになります。さらに、LanzaJetとマイクロソフトはこれから、マイクロソフトのデータと人工知能(AI)機能によって、LanzaJetの企業機能とエタノールから持続可能な航空燃料(SAF)の処理技術を改善する方法を探索していきます。
今回のLanzaJetへの投資は、2022年にマイクロソフトの気候イノベーションファンドから5000万ドルのプロジェクト・ファイナンス投資を受けたことに続き、2024年1月に稼働し始めた世界初のエタノールからSAFへの製造工場であるジョージア州ソパートンのLanzaJet Freedom Pines Fuelsの建設を支援するためのものです。LanzaJet Freedom Pines Fuelsは、2024年第2四半期に年間1000万ガロンのSAFと再生可能ディーゼルの生産を開始します。
LanzaJetの最高経営責任者(CEO)であるJimmy Samartzis氏は、「マイクロソフト社との継続的な提携により、LanzaJetは持続可能な燃料プロセス技術の世界的な展開を支援すべく、チームと能力を迅速に構築できるようになります。LanzaJetの世界初のエタノールからSAFへのバイオリファイナリーであるLanzaJet Freedom Pines Fuelsへの支援を通じて、マイクロソフトはSAFの生産を米国で現実のものとする上で重要な役割を果たし、世界難題である脱炭素化への真剣な決意を改めて強調するものです」と、述べています。
今回マイクロソフトはLanzaJet社への投資を通じて、SAFと再生可能ディーゼルといった持続可能な燃料、及び同社将来のプロジェクトによるSAF認証を手に入れるようになります。これらの製品を確保できたことは、マイクロソフトが2030年までにカーボン・マイナスになる道筋を支援になります。
マイクロソフトの気候イノベーションファンドのシニアディレクターであるBrandon Middaugh氏は、「マイクロソフトは、持続可能な燃料技術事業の成長への投資を通じて、LanzaJetを支援できることを誇りに思います。マイクロソフトは、ネットゼロ経済を推進するというコミットメントを共有し、SAFや再生可能ディーゼルのような重要なソリューションの市場を構築しているパートナーへの投資を行っています」と、語りました。
マイクロソフト以外にも、LanzaJetの投資家や資金提供者のポートフォリオには、全日本空輸(ANA)、ブレイクスルー・エネルギー・コアリション、ブリティッシュ・エアウェイズ、LanzaTech、三井物産、シェル、サウスウエスト航空、サンコールエナジーなどが含まれます。
LANZAJETについて
LanzaJetは、クリーンエネルギーへの転換を加速することに専念する、持続可能な燃料技術をリードする企業です。特許取得済みのエタノールベースのアルコールからジェット燃料(ATJ)への技術を持つ持続可能な航空燃料(SAF)技術のプロバイダー兼生産業者であるLanzaJetは、SAFおよび気候危機に対処し、世界経済を変革するのに不可欠な他のクリーン技術の展開を加速することで、将来世代のための機会を創出しています。詳細については、https://www.lanzajet.com/をご覧ください。
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