Yili Innovation Center Europeが全面的なアップグレードを開始

【ワーヘニンゲン(オランダ)2024年4月23日PR Newswire】オランダ現地時間の4月18日、Yili Innovation Center Europe(Yili欧州イノベーションセンター、YICE)設立10周年を記念し、YICEのアップグレードとYMINI(Yili Maternal&Infant Nutrition Institute、YMINI)Globalの設立を祝うため「Connect Globally to Drive Innovation(グローバルにつながってイノベーションを推進)」をテーマとした式典がワーヘニンゲン大学で開催されました。

Yili Innovation Center Europe Upgrade Ceremony
Yili Innovation Center Europe Upgrade Ceremony

国際酪農連盟(International Dairy Federation、IDF)のLaurence Rycken会長、ノーベル化学賞受賞者でドイツ科学アカデミー会員のHartmut Michel氏や、ワーヘニンゲン大学・研究所、中国乳業協会(China Dairy Industry Association、CDIA)、International Life Sciences Institute(国際生命科学研究所)、Springer Nature Group、Royal Society of New Zealand、在オランダ中国大使館、ケンブリッジ大学、ニュージーランドのマッセー大学の代表など、130人近くのゲストがイベントに参加しました。

YICEの極めて重要なパートナーとして、ワーヘニンゲン大学のSjoukje Heimovaara理事長は「Yiliはイノベーションとコラボレーションに関連するプロジェクトやイニシアチブに貢献するワーヘニンゲンのエコシステムの中で最も尊敬されているパートナーの1社です」と述べました。

Yili Group(伊利集団)のLiu Chunxiエグゼクティブプレジデントは式典で、いかに同グループが長年にわたってグローバルな産業サプライチェーンの上流、下流部門のパートナーと協力し、イノベーションを目指して努力してきたかを紹介しました。

YICEはその場で、母乳の研究、プロバイオティクスの開発、チーズのイノベーション、糖の還元、食の安全、AI技術製品の開発と応用などの分野におよぶ10の主要なイノベーションに関する成果を公開しました。また、ディスラプティブな技術研究、機能性成分の開発、特殊医療用食品の開発からAIデジタル技術の応用まで、未来の研究の方向性も明らかにしました。同時に、YMINI Globalを立ち上げ、国際的に権威のあるNature誌との提携でThe Publication of The Science of Breast Milkを発行する決定も下されました。

YICEの成果についてInternational Life Sciences InstituteのIsabelle Guelinckxエグゼクティブディレクターは「Yiliの将来的なイノベーションの方向性は、事業に必要なもの、市場や消費者が求めるものに合致しています。私は、同僚、研究者、彼らのイノベーションに対する意欲との協力にオープンな精神を持つYiliとのこのコラボレーションを継続することを楽しみにしています」と述べました。

Springer Nature GroupのStephen Pincockインパクトソリューション担当バイスプレジデントは「母乳に関する研究をより広いコミュニティーにもたらすYiliとのパートナーシップの一員となれてうれしく思います」と語りました。

イベントでは、Yili Groupによる投資で建設された高水準の研究所が正式に使用されました。この研究所は、製品のR&D、有効性の検証、パイロット規模の生産のために統合された運用を可能にし、YiliがパートナーとR&D協力を行う革新的なプラットフォームとして機能します。

業界–大学–研究協力を進めることもこのアップグレードの重要な部分です。YICEは、Yili Groupの持株子会社であるオランダのAusnutria生産拠点やワーヘニンゲン大学の研究チームと協力し、Yili Groupの海外生産とR&D事業体のシナジー効果をさらに活用します。European Center of the National Center of Technology Innovation for Dairy(国家乳製品技術革新センター・欧州センター)の最新の科学的研究成果もこのイベントで披露されました。

Yiliのイノベーション主導型開発モデルについてIDFのLaurence Rycken会長は「研究とコラボレーションに焦点を当てたセンターで見られるようなイノベーションと技術がわれわれの進歩には不可欠です」と述べました。

The high-standard laboratory was officially put into use
The high-standard laboratory was officially put into use