価格上昇の中、バリューイノベーションが健康上の懸念に応える期待が高まる
ニュージーランド乳業最大手フォンテラの日本法人であるフォンテラジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:國本 竜生)は、フォンテラのヘルス&ニュートリションのグローバルブランドNutianiによる最新グローバルレポートのプレスリリースが発表された旨をお知らせ致します。
【オークランド(ニュージーランド)2024年4月16日PR Newswire】世界の消費者の10人に4人は、健康とウェルビーイングの栄養製品が高額すぎると感じており、ユーザーの3分の1は価格上昇により製品を買い続けることが難しくなったと回答しています。
家計の苦しさにかかわらず、67%の人は健康とウェルビーイングを優先事項としており、健康とウェルビーイングは依然として消費者の高い注目を集めています。
4月3日に発表されたFonterraのヘルス&ニュートリションのグローバルブランドNutianiの最新レポート、「Health, Nutrition and Rising Costs(健康、栄養、価格上昇)」によると、これらの知見はイプソス社(IPSOS)との協力で実施された新たなConsumer Health and Nutrition Index(消費者健康・栄養指数)から得られました。この研究は、中国、日本、韓国、英国、米国の回答者2500人を対象としたものです。
インフレの圧力があるにもかかわらず、さらに多くの消費者が健康とウェルビーイングを維持するための積極的な措置を講じています。しかしながら、消費者は価格上昇に対して敏感になっているため、栄養へのアプローチを調整する必要性を認識しています。消費者はより注意深く家計を管理しているものの、価格だけに着目しているわけではありません。この調査によると、必須栄養製品、効果的で科学的裏付けのある原料、製品がもたらすホリスティック(総合的)な価値を優先する意識の高い消費者の新たなトレンドが明らかになりました。
FonterraのChief Innovation and Brand OfficerであるKomal Mistry-Mehta氏はこれについて「財布の紐が固くなったとはいえ、ウェルビーイング・栄養分野が消費者にとって最も高い関心事の一つであることから、我々は状況を前向きに捉えています。例えば、調査を受けた65%の消費者は、今後1年で健康とウェルビーイング改善のために食生活を変えることを計画しており、2021年に行われた前回の調査から3パーセントポイントが増加しています。現在の市場で急速に進化する消費者の好みを把握しておくことで、ブランドがこの需要に応える大きなチャンスがあります」と述べました。
本レポートは、消費者の価値の概念および栄養ソリューションのためなら高い価格でも支払うと考える製品特性の概要を示しています。主要な消費者知見、業界のケーススタディー、専門家の意見を深掘りしてまとめた本レポートでは、イノベーションの潮流においてブランドを導くことのできる4つの重要なテーマであるRelevance(関連性)、Science(科学)、Convenience(利便性)、Experience(体験)を詳細に扱っています。
Mistry-Mehta氏は「インフレに強い適切な戦略と、人々の心に深く響く価値ベースのイノベーションは、このような厳しい時代に成功するための鍵となります。ブランドがいま消費者と意味のあるつながりを築くことができれば、そのブランドは時代を先取りし、いまの厳しい時代を乗り越えて顧客とのエンゲージメントを維持することができるでしょう」ともコメントしています。
本レポートはこちらから閲覧いただけます。
※ レポートは英文になります。