【ジャカルタ(インドネシア)2024年3月22日PR Newswire】大手電気通信プロバイダーTelkomselと世界的なICTソリューションプロバイダーのファーウェイ(Huawei、華為技術)は、インドネシア初の5G Smart Warehouse(5Gスマート倉庫)と5Gイノベーションセンターを西ジャワ州ブカシ県に開設しました。この画期的な施設は、倉庫管理を変革し、運営効率を高め、「Golden Indonesia Vision 2045」に向けたデジタル経済の飛躍を支える物流業界の新たな機会を生み出す5G技術の可能性を示しています。
開所式は、Huawei IndonesiaのLong最高経営責任者(CEO)が司会を務め、インドネシア通信・情報省のResources Management and Equipment of Posts and Informatics(郵便情報資源管理設備局)局長であるIr. Ismail(MT)博士、TelkomselのIndra Mardiatnaネットワーク担当ディレクター、同じくDerrick Hengマーケティング担当ディレクター、Indonesian Logistics Association(インドネシア物流協会)のMahendra Rianto会長、バンドン工科大学、テルコム大学や業界関係の代表者を含む要人が出席しました。
局長のIr. Ismail(MT)博士は「ファーウェイの5Gスマート倉庫は、エコシステムへの警鐘で、典型的なモデルでもあり、5G技術がデジタル化の取り組みに即時かつシームレスに統合されることを実証しています。この統合が、物流部門を超えて多くの業界にメリットを拡張する革新的なソリューションをもたらすことは明らかです。このような進歩は、インドネシアのデジタル変革加速を目指して団結したすべての関係者の協調的な取り組みによってのみ達成できます」と強調しました。
Huawei IndonesiaのLong CEOは、インドネシアのデジタル機会の可能性を発揮するために政府と業界関係者を支援するファーウェイの取り組みを強調しました。同氏は「昨年のSolo 5Gサミットで、業界パートナーと共に、当社は5Gエコシステムを強化することを約束しました。5Gスマート倉庫は、5G技術がインドネシアの伝統産業にもたらし得る価値の証しです」と述べました。
TelkomselのIndra Mardiatnaネットワーク担当ディレクターは、「国の進歩を推進する先駆的なイノベーションというインドネシアのビジョンに沿って、Telkomselは、能力強化を促進し、国内で企業家精神の拡大の機会を促進するように設計された優れたコネクティビティー、先駆的なソリューション、独創的なサービスを提供するという確固たる決意を持ち続けています。当社は、5Gスマート倉庫と5Gイノベーションセンターの概念的ソリューションの導入は、特に管理能力を強化し、倉庫システムの運用効率を高めることで、物流部門の専門家にとり変革の時代の幕開けになると楽観的に考えています。政府の揺るぎない支援と通信・情報省の厚意により、またファーウェイ、業界団体、学術界などの利害関係者との相乗的な連携を通じて、Telkomselは包摂的で持続可能な進歩に焦点を当て、インドネシアのデジタルコマースと経済情勢の急速な進化を引き続き支持することを誓約します」と述べました。
デジタル経済は、今後インドネシア経済の大きな起爆剤になると予想されていますが、効率的かつ効果的な物流業界の支援を必要とします。インドネシア国家開発企画省(Bappenas)のデータに基づくと、インドネシアの物流コストは、2023年までに国内総生産(GDP)の23.5%から14.29%に減少しました。
▽5Gスマート倉庫のメリット
5Gスマート倉庫は、IoTやビッグデータ分析などの高度な技術を活用して運営を合理化し、安全性とセキュリティーを強化し、効率を高め、エネルギー消費を削減し、潜在的な予期せぬ損失を低減します。
倉庫管理者は、デジタルツインとリアルタイムデータ分析を使用して在庫管理を最適化し、在庫切れを防ぐことができます。
5Gネットワークは、スタッフと無人搬送車(AGV)の間の迅速かつ正確な通信も促進し、効率的な物品の移動を確かなものとします。さらに、ビデオセンサーと赤外線センサーを活用したインテリジェントセキュリティーシステムにより、倉庫の安全性が確保されます。
倉庫に電力を供給するファーウェイの5G BTS技術は、エネルギー消費量がわずか5ワットで、これは省エネ型電球1個に相当し、将来にわたって持続可能なソリューションとなっています。