【バルセロナ(スペイン)2024年3月1日PR Newswire】世界の光ファイバーとケーブル市場をリードするYangtze Optical Fibre and Cable Joint Stock Limited Company(YOFC)は、2024 Mobile World Congress Barcelona(MWC Barcelona)で一連の先進的な製品とソリューションを展示しました。「Connecting the Future with Fibre(ファイバーで未来をつなぐ)」をテーマに、YOFCは、「Move Toward 5G Advanced (5Gアドバンストへの移行)」「New Hub of Green Computing(グリーンコンピューティングの新しいハブ)」「New Value of Digital Energy(デジタルエネルギーの新たな価値)」「New Experience of Digital Life(デジタルライフの新体験)」「Bridge the Digital Gap(デジタルギャップを埋める)」の5つの主要分野で同社の先進性を紹介しました。
5Gアドバンストへの移行
5G技術の出現により、世界中の産業はデジタルトランスフォーメーションの新たな歩みを開始し、高いネットワーク機能を必要とする数多くの新しいアプリケーションやシナリオが実現可能になりました。こうした変化は、5.5Gコンセプトの台頭を促しました。そうした中で光ファイバーは、情報伝送に不可欠なチャネルとして機能することで、5.5G時代のユビキタス相互接続のバックボーンとなっています。展示会でYOFCは、同社の最新の光ファイバー・イノベーションの数々を展示しました。
- FarBand(R) Ultra G.654.E Fibre: 減衰が極めて少ないことで知られ、長距離通信能力が向上
- EasyBand Fibre: 最小化された外径が特徴で、設置効率を最適化
- GenBand Fibre: 幅広いネットワーク需要に対応する汎用性の高いソリューション
- OM4/OM4+ Ultra Bending Insensitive Multimode Fibre(超屈曲不感マルチモードファイバー):過酷な環境下でも高いデータ伝送速度を提供。
- Specialty Communication Fibre(特殊通信ファイバー):特定の産業用途に合わせてつくられ、信頼性と性能を保証。
さらに、デジタル経済の急成長や人工知能(AI)の進化に対応するため、YOFCは次世代光ファイバーの研究開発に積極的に取り組み、国内外でリーダーとしての立場の確保を目指しています。展示会では、空間分割多重(SDM)ファイバーや中空コア光ファイバーを代表例とするYOFCの次世代光ファイバー製品が、多くの業界関係者の注目を集めました。
グリーンコンピューティングの新しいハブ
今年のMWCでは、デジタル時代に欠かせないエンジンで、拡大し続ける世界の情報プール保存の役割を担うデータセンターが、脚光を浴びました。本イベントでYOFCは、データセンターの帯域幅と空間効率を拡大するだけでなく、運用寿命を大幅に延ばし、二酸化炭素排出量を削減し、その過程でコストも効率化できるよう設計された最新のイノベーション、グリーンデータセンター・ケーブル配線ソリューション「iCONEC」を発表しました。
さらにYOFCは、AIを活用したデータセンターの計算ネットワーク向けの総合的光モジュールソリューションも発表しました。YOFCは、従来のIII-V技術の枠を超え、シリコンフォトニクス技術を活用した次世代の400G/800G光モジュールソリューションを披露しました。この画期的技術は、光モジュールのエネルギー消費の約20%削減を約束、より環境に優しいデータセンターの追求における新章の到来を告げるものとなりました。
デジタルエネルギーの新たな価値
デジタルイノベーションはエネルギー部門を活性化し、電力網から海洋インフラに至るまで、あらゆるものを変革しています。YOFCはこの革命の中心的役割を担い、デジタルエネルギーインフラの再定義を約束する豊富な製品やサービスを紹介しました。
電力分野では、超高圧(UHV)送電が世界的に最も先進的な送電技術です。YOFCは、G654Eファイバー、全誘電体自立(ADSS)ケーブル、光ファイバー複合架空地線(OPGW)ケーブル、高電圧耐火ケーブル、電源コネクター、光デバイスユニットなど、UHV直流送電システム用のデジタルパワーソリューションを包括的に提供しています。さらにYOFCは、UHVシステムの安全性、信頼性確保のため、専門的な建設指導サービスも提供しています。
YOFCは海事分野では、海洋エンジニアリングのバリューチェーン全体にわたって開発を先導しています。同社は、海底光ファイバーケーブルや電力ケーブルのほか、関連ソリューションや設計・調達・建設(EPC)サービスも提供しています。これらの製品は、洋上風力発電の送電の円滑化や海上石油プラットフォームの保守から、大洋横断通信の実現、海底観測網の構築まで、幅広い用途に対応しています。YOFCの大規模洋上風力発電設備への戦略的投資には、海洋エンジニアリング分野での競争力を確保するという同社の姿勢が明確に示されています。
デジタルライフの新体験
シームレスなデジタル接続が最重要視される時代において、YOFCはモバイル通信で悪名高い「ラストワンマイル」のボトルネックを解消すべく、躍進しています。これは、包括的な全光接続ソリューションを提供することで、ユーザーのデジタルライフを豊かにする取り組みです。
YOFCは、現代の鉄道輸送ニーズに着目し、さまざまな無線通信システムの多様な周波数要件に対応する専用ソリューションを展開してきました。同社は、先駆的な漏洩同軸ケーブルとアクセサリーにより、鉄道のプラットホーム上やトンネル内の乗客が、今日のモバイル・ファーストのライフスタイルに欠かせない、デュアルギガビットのインターネットスピードを確実に享受できるようにしています。
光ネットワーク配線の領域では、YOFCの次世代F.ODNプリコネクションソリューションが、従来の方法と比較して設置時間を80%削減し、顧客が迅速かつ効率的にプレミアムネットワークを展開できるよう支援しています。さらに、YOFCが展開する、ファイバー・トゥ・ザ・ルーム(FTTR)目隠しケーブル配線ソリューションは、設置の複雑さを軽減し、美観を損なわないという価値の分かる通信事業者に、直ちに採用されています。
さらにYOFCは、独自の耐屈曲ファイバー「BendRobust(R)」を組み込んだスマートオーディオ・ビデオ業界向けの最先端アクティブ光ケーブルを発表し、大きな関心を集めました。これらの製品は、卓越した柔軟性と優れたデータ伝送能力で際立っており、スマートホームやマルチメディア技術の進化に向けた大きな一歩となっています。
デジタルギャップを埋める
YOFCは2014年から、地球上の最遠隔地に光ファイバー接続を届けるという野心的なミッションに着手してきました。インドネシア、南アフリカ、ブラジル、ポーランドに生産拠点を置くYOFCは、フィリピンの鬱蒼としたジャングルからペルーやインドネシアの広大な都市迷路まで、サービスが行き届いていないコミュニティーをつなぐ国際的な取り組みの最前線に立ってきました。広大な海に橋を架ける時も、険しい山に登る時も、都市のスラム街の複雑な状況を乗り越える時も、YOFCは「誰にでもつながる資格がある」という信念で現場に立っています。