シンガポールとタイでの取引により、CLIの東南アジアにおける運用資金は2倍以上の12億シンガポールドルに達する見込み
【シンガポール2024年2月7日PR Newswire】CapitaLand Investment Limited (CLI)は7日、東南アジアにおける無関係の第三者からの3件の新規買収を発表しました。これには、CLIが運営するアジアに特化したセルフストレージプラットフォームであるExtra Space Asiaによるシンガポールの産業用不動産2件の取得が含まれます。また、CapitaLand SEA Logistics Fundは、タイのバンコクにある20ヘクタールの自由保有未開発地区であるOMEGA 1 Bang Na, Thailand (OMEGA 1 Bang Na)を取得しました。
2024年1月、CapitaLand Wellness Fundはシンガポールの自由保有宿泊施設の共同取得を完了しました。OMEGA 1 Bang Naの開発完了後、これら4件の買収の投資総額は約7億シンガポールドルとなり、CLIの同地域における運用資金は12億シンガポールドルに増加します。
CapitaLand InvestmentのSoutheast Asia InvestmentのPatricia Goh最高経営責任者(CEO)は「厳しい市場環境にもかかわらず、当社はこの1年間、東南アジア全域でセルフストレージ、物流、ウエルネスホスピタリティーの各セクターに戦略的に資本を投下し、大きな成果を上げてきました。これらのセクターは、同地域で持続的な力強い成長を示しており、急速な都市化、サプライチェーンの合理化、消費者の好みの進化、高齢化、長寿経済といった長期的なメガトレンドにけん引される不動産への投資という当社の重点テーマに合致しています。今回の買収は、当社の案件発掘力と実行力を示すだけでなく、シンガポールにおける当社の広範なリーチと規模を強調しており、当社はこれらの能力を活用して同地域でのプレゼンスを拡大していきます」と述べました。
Goh氏は「今回の買収は、CLIが運用する各ファンドの次の成長ステージを後押しするものです。CLIの価値創造のスキルとクラス最高の運営能力を組み合わせ、キャピタルパートナーやオペレーターの各セクターに特化した業界知識を活用することで、これらのファンドは当社の手数料関連収益にプラスに寄与し、投資家に持続可能なリターンをもたらす態勢を整えています。当社は、シンガポール、タイ、および東南アジアのその他の市場において、引き続き投資機会を発掘し、勢いに乗ってさらなる変革と成長を推進していきます」と付言しました。
Extra Space Asia(ESA)のプラットフォームを高品質なソリューションによりシンガポールで拡大
80(注1)の施設を有するアジア最大級のセルフストレージ事業者であるESAは、2024年第1四半期末までにシンガポールで約32万平方フィートの総床面積のポートフォリオを拡大しつつあります。この拡張計画には、多くの教育機関や魅力的な小売店・飲食店に囲まれた人気の住宅地であるHolland Villageの近くに位置する自由保有の産業用資産と長期借地権の産業用資産が含まれます。これらの物件は、人口密度の高い住宅地の近くに戦略的に位置し、主要な交通ルートへの接続も良好です。買収完了後、ESAは両資産を段階的にセルフストレージ施設に転換し、空調完備のユニットとワイン貯蔵施設を提供する計画です。
これらの買収により、ESAのシンガポール・ポートフォリオはロケーションとストレージソリューションの幅を広げることになります。シンガポールにおけるESAの物件は、セルフストレージへの需要が堅調に推移していることから、高い稼働率を記録し続けています。また、グリーン認証を受けた物件をポートフォリオに追加する計画も進行中です。CLIは、プラットフォームの付加価値戦略に沿って、産業スペースをセルフストレージ用に効率的に転換することで、資産から価値を引き出し、収益を最大化できる投資機会を見極めることに注力します。
CapitaLand SEA Logistics Fund(CSLF)が最新鋭の自動物流キャンパスでタイに進出
CSLFはCLIの東南アジアにおける物流プラットフォームで、2023年2月に最初のファンドクローズを行いました。同ファンドは、統合されたスマート倉庫ソリューションに支えられた高度な物流インフラストラクチャーの開発・管理に向けて資本を配分します。2023年12月、CSLFはOMEGA 1 Bang Na開発のためのシード資産である自由保有用地を取得しました。これはCLIにとってタイ初の物流施設となります。
大バンコク首都圏サムットプラーカーン県のBang Na Trat Highway沿いに位置する1等地にある物流集積地OMEGA 1 Bang Naは、ビジネス中心地区やレムチャバン深海港、スワンナプーム空港などの主要交通機関へのアクセスに優れています。CSLFは、ビルドツースーツ・プロジェクトとして、自動化された保管・検索システムで15万超のパレットポジションに対応可能な総床面積247万平方フィートの最先端の自動物流キャンパスを開発します。この最新鋭のキャンパスはタイ最大の独立型倉庫となり、完成後はAlly Logistic Propertyが運営します。同キャンパスは2棟の建物で構成され、それぞれ常温倉庫と低温倉庫を備えています。2024年上半期に着工の予定で、第1フェーズは2026年に完成する予定です。
CapitaLand Wellness Fund(C-WELL)が初の買収でウエルネスとホスピタリティーの統合エコシステムを拡大
CLIは2023年10月、初のウエルネス・ヘルスケア関連不動産ファンドC-WELLの第1回クローズを発表しました。同ファンドは東南アジアを中心に、当初はシンガポール、タイ、マレーシアを投資対象とします。C-WELLの目標ファンド規模は10億シンガポールドル(アップサイズオプション)で、ヘルスケア、医療、ウエルネス、予防医療分野の単一または複合用途の資産に投資します。
C-WELLとThe Ascott Limited(Ascott)は1月、シンガポールの自由保有宿泊施設を共同で取得しました。MRTのブギス駅とベンクーレン駅から徒歩圏内のシンガポールの繁華街中心部に位置する308戸の宿泊施設は、体験型のソーシャルリビングへの需要が高まる中、アップグレードされ、Ascottの受賞歴のあるlyf(「ライフ」と発音)ブランドの下にリブランドされる予定です。この物件は改装期間中も運営され、2024年半ばにlyf Bugis Singaporeとして公開される予定です。
CLIが日本で新たな物流プライベートファンドをクローズ
今月初め、CLIは日本における新たな中核物流プライベートファンドのクローズも発表しました。このクローズエンド型ファンドにより、CLIの運用ファンドは1億5480万シンガポールドル(注2)(165億円)増加します。 このファンドは日本の著名な機関資本パートナー数社を誘致し、東京と大阪にある2つの自由保有およびグリーン認定物流資産をCLIとその合弁パートナーから取得するために全面的に展開されました。 CLIは同ファンドの少数持ち分を保有しており、今後も2つの物流施設の資産管理者としての役割を担います。
▽CapitaLand Investment Limited(www.capitalandinvest.com )について
シンガポールに本社を置き、上場しているCapitaLand Investment Limited(CLI)は、アジアに強固な地盤を持つ世界有数の不動産投資運用会社(REIM)です。2023年9月30日現在、CLIは1330億シンガポールドルの不動産運用資産と、900億シンガポールドルの不動産運用資金(FUM)を、アジア太平洋、欧州、米国の6つの上場不動産投資信託と事業信託、および30以上のプライベートビークルを通じて保有しています。同社の不動産資産クラスは小売り、オフィス、宿泊施設、ビジネスパーク、産業、物流、データセンターなど多岐にわたります。
CLIは、ファンド運用、宿泊施設運営およびあらゆる業務能力を通じてFUNおよび手数料関連収益を拡大し、効果的な資本管理を維持することを目指しています。CapitaLand Groupの投資運用部門として、CLIはCapitaLandの開発部門の開発能力とパイプラインの投資機会にアクセスすることができます。
CLIは責任ある企業として、持続可能性を経営の中核に据え、2050年までにスコープ1と2の排出量をネットゼロにすることにコミットしています。CLIは、ステークホルダーに長期的な経済価値を提供するとともに、事業を展開する地域社会の環境・社会福祉に貢献しています。
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Issued by: CapitaLand Investment Limited (Co. Regn.: 200308451M)
重要なお知らせ
本発表およびここに含まれる情報は、そのような募集または勧誘が許可されない法域における投資家に対する投資商品の募集または勧誘を構成するものではなく、また、そのようなものを構成することを意図するものでもありません。
(1) シンガポールでの産業資産2件の取得を含む。 |
(2)1円=0.00938.シンガポールドルに基づく。 |