Venture GlobalとGrain LNGが新たな契約締結で、英国への天然ガス供給の安定性をさらに強化

【アーリントン(米バージニア州)2024年2月6日PR Newswire】Grain LNGとVenture Globalは5日、法的拘束力のある長期的なターミナル使用契約(TUA)を締結したと発表しました。これにより、米ルイジアナ州にあるCP2 LNGを含むVenture Globalのすべてのターミナルからの再ガス化と販売が可能になりますが、米連邦政府の認可取得が必要です。合意によると、Venture Globalは2029年から16年間、英アイルオブグレインのLNG受け入れターミナルで、年間300万トン(3MTPA)のLNG貯蔵・再ガス化能力にアクセスできることになります。これは英国の年間ガス需要の平均最大5%に相当します。

Grain LNG
Grain LNG

2023年9月にGrain LNGが導入した競争的入札プロセスに基づく2番目の合意で、入札結果の成功により、この欧州最大のLNG輸入ターミナルの将来は、2040年代半ばまでの間、一層安定性が強化されます。

Grain LNGでは現在、大幅な拡張計画が進行中で、間もなく英国のガス需要の約3分の1を賄うのに十分な再ガス化能力を有し、英国のエネルギー市場と、より広範囲な欧州地域への玄関口として機能するでしょう。欧州はLNG供給源の多様化を図っており、英国のLNG輸入は最近、大幅な伸びを示しています。

Calcasieu Pass, Plaquemines LNG、CP2 LNGなどのプロジェクトで大量に生産するVenture Globalにとって、この投資は欧州への戦略的サプライヤーとしての基盤を強固にします。この柔軟性とVenture Globalの生産量へのアクセスは、他サプライヤーからのLNG輸入の転換を図る英国や欧州の取り組みにとって不可欠なものとなるはずです。これまでVenture Globalの輸出の約75%は欧州向けでした。

Venture GlobalMike Sabel最高経営責任者(CEOは「Venture Globalにとって、米国以外のLNGインフラへの初の投資を発表できて興奮しています。これにより、当社のすべてのプロジェクトからのLNG供給力が強化されます。Grain LNGターミナルは、より広範な欧州市場への重要な玄関口であり、当社は今後何年にもわたり、この新しいアクセスポイントを通じて同地域に供給できることを楽しみにしています」と述べました。

National Grid Ventures Katie Jackson社長は「本日、9月の入札の2回目の結果を発表することができ、Venture Globalとの長期的パートナーシップが始まるのを喜びに思います。英国全体に必要なガスを必要な時に行き渡らせるため、LNGの輸入は重要な役割を果たします。そして人々の家庭の暖房のために、柔軟で信頼性のあるガス供給を提供します」

「欧州が代替エネルギー源を模索する中で、英国のLNG輸入は最近、大幅に増加しました。当社に米国の顧客が初めて参加することで供給源の多様化が進み、英国の消費者のエネルギー安全保障を支え、世界的水準にある当社施設の将来は2045年に至るまで保証されます」と述べました。

Grain LNGの詳細はwww.grainlng.com  をご覧ください。

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