安全で便利な消費者向けモバイルバンキングサービス提供を目的に、カカオバンクのフィンテック研究開発をサポートする専用の人工知能(AI)ラボを開設
シンガポール, 2024年2月5日 /PRNewswire/ -- クラウドニュートラル、キャリアニュートラルなデータセンター、コロケーション、相互接続ソリューションの世界最大のプロバイダーであるDigital Realty(NYSE:DLR)は1日、韓国の大手モバイルバンクであるカカオバンクカカオバンクが、ソウルにあるDigital RealtyのICN10データセンターに人工知能(AI)ラボを開設したことを発表しました。カカオバンクはこの戦略的投資によってDigital Realtyのデータセンターインフラと専門性を活用し、AIを利用したサービス強化を加速し、パーソナライズされたコンテンツを開発し、新しい金融サービスの研究開発を促進することが可能になります。
[From left to right] Sangwon Seo-KakaoBank Infra team leader, Junsik Eum-KakaoBank CIO, HyunChul Ahn-KakaoBank CRDO, JaeHong Shin-KakaoBank CTO, Chris Han-Vice President and Head of Korea, Digital Realty, Matt Berzak-Vice President, Portfolio Management, Digital Realty, SJ Lee-data center manager, Digital Realty, Jeremy Hwang-Sales Director, Korea, Digital Realty
カカオバンクがDigital RealtyのICN10データセンターを選んだ理由は、同データセンターが最適化された冷却環境、レイアウト、接続性の各オプションを備えており、AIに特化した高性能かつレジリエントな環境を提供することができ、非常に効果的にAI導入を行うことができるからです。
生成AIなどの高度なAIワークロードには、ハイパワーコンピューティングのニーズに対応できる、精密に設計された電源と冷却インフラが必要です。ICN10は1ラックあたり最大70キロワット(kW)をサポートする高密度コロケーションサービスを備え、集中的なコンピューティングワークロードのニーズに対応できます。このデータセンターは、革新的なAir-Assisted Liquid Cooling(AALC)技術を利用しており、効率的な放熱と、業界最高パフォーマンスのGPU(グラフィックスプロセッシングユニット)サーバーへの信頼性の高いサポートを確実に提供します。
Digital Realtyのモジュール式で柔軟なデータセンター設計により、カカオバンクはICN10で同社のAIソリューションを迅速に展開することができました。また、ニーズの高まりに応じて拡張できるスペースも備えています。
金融サービス業界では信頼性が最も重要であり、突然の機能中断は顧客の信頼に深刻なダメージを与えかねません。Digital RealtyのICN10データセンターは、N+1 設計の冗長化された電気・機械インフラを備え、シームレスで中断のない運用を確実にします。Digital Realtyは、中断のない保守に関してUptime InstituteのTier 3評価を得ており、2023年現在、16年連続で99.999%の高い可用性を達成しています。
データはAIアプリケーションにとって極めて重要であり、データセット全体から知見を引き出すことで重要性がさらに高まります。Digital RealtyのグローバルデータセンタープラットフォームであるPlatformDIGITAL(R)は、Digital Realtyのグローバルサービス・オーケストレーションプラットフォームであるServiceFabric(TM)を使って企業エコシステム全体のデータセットへの安全で高効率なアクセスを可能にし、プライベートクラウドの利用をサポートします。さらに、ICN10のAWS Direct Connectへの専用アクセスにより、カカオバンクは同行のプライベートインフラをAWSアジアパシフィック(ソウル)リージョンに接続でき、低遅延、高パフォーマンス、セキュアでコスト効果の高い接続ソリューションが実現します。
ソウルのデジタルメディアシティ(Digital Media City)の中心に位置するICN10は、そのネットワークニュートラルな環境に加え、遅延を最小限に抑え、韓国の国内金融機関の既存データセンターとの接続オプションを多数提供してカカオバンクに優位性をもたらします。
カカオバンクのアン・ヒョンチョル最高研究開発責任者は、「このAIセンターの開設を通じて、私たちはKakaoのコミュニティーや外部の学術機関、企業との連携を強化する環境を整えました。今後は生成AIや言語モデルなど、複雑なオペレーションを必要とするAIを活用した様々なビジネスや研究を加速し、私たちの技術力を高めることでより多くの顧客を獲得し、成長を継続していく所存です」と述べました。
Digital Realtyのクリス・ハン ヴァイスプレジデント 韓国事業責任者は、「韓国はアジア太平洋で急成長している有数のAI市場として注目を集めています。Digital RealtyにはグローバルAI企業のイネーブラーとしての豊富な経験があります。この経験を生かし、私たちはカカオバンクの金融分野におけるAIイノベーションを支援するために努力を惜しみません」と述べました。
Digital Realtyについて
Digital Realtyは、データセンター、コロケーション、相互接続の全領域を提供することで、企業とデータを結び付けています。同社のグローバルデータセンタープラットフォームPlatformDIGITAL(R)は、お客様に安全なデータの「出会いの場 (Meeting Place)」とPervasive Datacenter Architecture(PDx(R))ソリューションメソッドをお客様に提供し、イノベーションとデータグラビティにおける問題の効率的管理を可能にしています。Digital Realtyは、6大陸25カ国以上の50を超える都市圏にある300以上の施設からなるグローバルデータセンターによって、お客様にとって重要なコネクテッドデータコミュニティーへのアクセスを提供します。DigitalRealtyの詳細については、digitalrealty.comをご覧になるか、LinkedInやXで当社をフォローしてください。
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