Azentio SoftwareとRegulaがデジタルオンボーディング向け本人確認強化で提携

Regulaの世界をリードする文書認証と顔生体検知技術を活用したパートナーシップ

シンガポール, 2024年1月23日 /PRNewswire/ -- Apax Partnersを助言会社とするファンドが所有する、シンガポールに本社を置くテクノロジー企業Azentio Software(「Azentio」)は23日、鑑識デバイスと本人確認(IDV)ソリューションのグローバル開発企業Regulaとの戦略的提携を発表しました。

本提携により、AzentioはRegulaの本人確認に関する専門知識を活用し、デジタルオンボーディング・ソリューションにIDVをシームレスに組み込む能力が向上します。Regulaの2つのソリューション、Regula Document Reader SDKRegula Face SDKは、プラットフォームAzentio ONEBankingAzentio ONECapitalMarketsに統合されます。完全な本人確認フローを備えたRegula Document Reader SDKは、自動化された安全な本人確認を保証し、Regula Face SDKは、1回のやり取りで生体検知や顔照合などの生体認証を即座に実行します。これらの技術により、Azentioの顧客は即座に不正のないID認証を行えるようになり、業務プロセスに信頼性、効率性、安全性が加わります。

Regula Document Reader SDKにより、より広範な本人確認(KYC)手順と一体化した手順として、包括的な身分証(ID)の真正性チェックが可能になります。リモートオンボーディングシナリオでは、本ソリューションは提出されたIDを即座に取り込み、その種類を自動的に識別し、ビジュアル領域、機械可読領域(MRZ)、バーコード、無線周波数識別(RFID)チップからデータを読み取り、矛盾がないことを確認、あらゆるセキュリティー機能に対して広範な真正性チェックを実行し、不正を示唆する改変の有無を判断します。Regula Document Reader SDKは、247の国・地域の1万3000を超えるIDテンプレートを収録した世界で最も包括的なRegula独自のドキュメントテンプレートデータベースに支えられており、種類や発行国に関わらず、ほぼ全ての身分証を検証できます。

アジア、中東、アフリカ全域で事業を展開する銀行や金融機関などAzentioの膨大な顧客にとって、重要かつ用途の広い資産となるでしょう。

Regula Face SDKは、Azentioの顧客が、本ソリューションの高度な顔照合と生体検知技術を使い、生体チェックによる本人確認を強化できるよう支援します。自撮り写真と身分証の他の写真を比較することで、企業は、それが実在の人物で、名乗っている本人であることを確認した上でオンボードさせられます。生体認証は信頼性の高い不正防止手段で、最も巧妙なプレゼンテーション攻撃リスクでも大幅に排除できます。

Azentioの銀行・資本市場向け製品管理責任者Khaled Berjawiは「Azentioでは、シームレスで安全、かつ技術的に高度なデジタルオンボーディング体験の向上は、単なる使命ではなく、執念です。Regulaを戦略的パートナーとして、当社は単にゲームを変えているだけでなく、デジタル時代の信頼のルールを書き換えているのです。私たちは協力して、本人確認の新時代に向けた舞台となる、信頼がイノベーションと出会い、最先端のテクノロジーと揺るぎない信頼のシンフォニーを奏でる未来へとお客様をご案内します」と語っています。

RegulaIhar Kliashchou最高技術責任者は「Azentioと手を組み、世界中の銀行やその他の金融機関のリモートオンボーディングやKYCプロセスにおける本人確認を強化できることを喜んでいます。金融サービスは、成り済ましに最も脆弱な業界の1つです。当社の最近の調査によると、こうした脅威により、昨年、世界中の銀行の3行に1行が50万ドル近い損害を被りました。そのため、この業界には最も厳しい規制と、その結果として、そうした高い基準を満たす最も強力なソリューションが必要なのです」とコメントしています。

Azentio Softwareについて

Azentioは、アジア太平洋地域、中東、アフリカ、インド全域で銀行、金融サービスプロバイダー、保険会社向けにミッションクリティカルなソフトウエア製品を提供しています。また、中堅企業向けにERPソリューションも提供しています。

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