ジャラグアドスル(ブラジル), 2024年1月19日 /PRNewswire/ -- 食品・飲料業界向けの香辛料、植物抽出物(エキス)、原材料を生産するブラジルの多国籍企業Duas Rodasは、ドイツのフランクフルトを本拠地とする企業tropextrakt GmbHを完全買収しました。この取引は、ブラジルのジャラグアドスルに本社、4カ国に生産部門、米国と中国に事務所があり、世界中に1万社を超える顧客を持ち、2023年の総売上高が16億レアルで近く創業100周年となる企業Duas Rodasの新たな成長サイクルの一部です。Duas RodasのLeonardo Zipf社長は「当社は卓越性と絶え間ない革新を基盤とする企業です。tropextraktの買収により、当社は欧州市場向けの事業・研究開発・革新センターを創出します」と述べています。
tropextrakt GmbHは、植物エキスや、ピューレ、濃縮果汁などのさまざまな天然熱帯果実商品を輸入し、約1000社の顧客に販売しています。tropextraktは食品・飲料製造の基本的品目の供給に加え、最終商品成分の使用を試験する研究施設を運営しています。買収により、この施設は革新・技術センターに転換し、サプリメントや機能性食品業界を対象とした商品の研究開発を拡大します。健康食品市場は欧州市場でのDuas Rodasの主な成長手段の1つです。
Duas RodasのRosemeri Francener国際事業部長は「植物エキスや他の機能性食品生産用原材料の欧州市場は、世界で最も洗練された市場の一つです。当社は今後、現地の顧客とより緊密に連携して、ますます革新的で健康的かつ持続可能な商品を開発していきます」と述べています。
tropextraktはDuas Rodasの5番目の買収であり、ブラジル国外では4番目となります。Duas Rodasは現在、米国、チリ、コロンビア、メキシコ、中国に事業部門を持ち、40カ国以上に輸出しています。同社は食品・飲料メーカーに対し、さまざまな食品原材料の配合を目的とした3000を超える品目を提供しています。
tropextraktの買収はDuas Rodasの輸出拡大の継続に極めて重要となります。国際市場は同社の総収益の平均18%を占めており、今後4年間に、新規買収がなければ25%、新規買収があれば45%に達する見込みです。