加特蘭が室内人体点群SDKを発表 ミリ波室内センシングの無限可能性へ

上海 、2024年1月5日 /PRNewswire/ -- 最近、加特蘭はRhine SoCシングルチップをベースとした室内人体点群SDK(ソフトウェア開発キット)を発表しました。新たに開発された室内人体センシングアプリケーション・コンポーネントを組み合わせたことで、豊富で、高品質・高凝集性・高知覚性の動的・静的人体点群データを出力し、高性能室内レーダー製品の開発につながり、ミリ波レーダー室内センシング技術の新しい応用を拡大することができます。

室内人体センシング技術のアプリケーションでは、ミリ波レーダーは、強力なプライバシー保護、センサレス検知、精確なセンシングといった大きなメリット及びバイタルサイン測定可能、人体軌跡と姿勢測定可能といった豊富な機能を持つため、徐々に広く活用されるようになり、スマートライフのあらゆる面にエネルギーを付与しています。

お客様がRhineミリ波レーダーチップを用いてスマートホーム、ヘルスケア、スマートオフィスなどの室内応用市場をより良く、より素早く開拓していくために、加特蘭は最近、Rhine SoCシングルチップをベースとした室内人体点群SDKを発表しました。このSDKはRhine SDKアーキテクチャに基づき、加特蘭の新たに開発した室内人体センシングアプリケーション・コンポーネントを組み合わせたものです。Rhine SoCシングルチップの統合したレーダー信号処理ベースバンド(Baseband)と加特蘭の独自に開発した室内レーダー信号処理アルゴリズムのおかげで、Rhine室内人体センシングアプリケーション・コンポーネントは豊富で、高品質・高凝集性・高知覚性の人体点群データを出力することが可能となっています。これらの点群は凝集性が高く、上位レイヤーのアプリケーションでの人物識別能力の向上に役立つ上に、人体の姿勢や動きをある程度まで描写できるため、上位レイヤーのアプリケーションでの転倒検知やジェスチャー認識などの高次の室内レーダー機能のより良い実現にもつながります。

豊富で、高品質・高凝集性・高知覚性の動的・静的人体点群

  • 豊富で高品質の人体点群
 
 
  • 凝集性の高い点群データ
 
 
  • 動的・静的人体に対する強いセンシング

図 1 静的人物の検知

注: 法線方向又は大角度方向で、最大11mの静的人体検知距離 *(11mは設計上の最大明白領域)。
注: 法線方向又は大角度方向で、最大11mの静的人体検知距離 *(11mは設計上の最大明白領域)。

 

Rhineミリ波レーダーSoC応用シナリオの無限可能性

Rhine室内人体点群SDKを用いれば、ミリ波レーダーの開発経験がないお客様でも、Rhineミリ波レーダーチップを通じて競争力のあるミリ波レーダー室内応用製品を開発することができ、応用シナリオの可能性を無限に広がります:

  • スマートホテル:ホテルのシナリオでは、加特蘭Rhine室内人体点群SDKから出力した点群データは、お客様のRhineチップに基づいた人物存在検知・人数測定・人物位置測定の実現に役立ちます。このようにして、ホテルが的確な省エネ、インテリジェントな管理、インテリジェントなセキュリティを実現し、よりスマートで安全な宿泊体験を提供できるようサポートします。
 
  • スマートオフィス:オフィスのシナリオでは、Rhine室内人体点群SDKが力を注いだ人物に対するセンシング力は他のインテリジェント設備と連携させることで、インテリジェント照明調整・制御、エアコンの自動運転、精確な送風などの機能を果たし、エネルギーを効率的に管理し、省エネ・コスト削減につながり、省エネ・二酸化炭素削減・効率化を実現することができます。
 
  • スマート養老:在宅介護や地域介護のシナリオでは、Rhine SoCシングルチップ搭載のミリ波レーダーは、室内人体点群SDKから出力した点群データを活用して、高齢者の活動をリアルタイムであらわし、転倒検知ができ、高齢者の健康と安全をしっかりと守ります。
 

加特蘭は、今回発表した室内人体点群SDKを通じて、お客様と共にミリ波レーダー室内アプリケーションの広大な市場を開拓し、より高度なミリ波レーダー技術で企業の社会的責任を果たし、スマートライフを可能へ、「ミリ波をエブリワンに」というビジョンを実現していきたいと考えています。

* Rhine AiP SoCシングルチップをベースに