- 原料仕入より製品の販売までのすべてのプロセスを評価…信頼性が高い国際認証である、グローバル進出加速化
- イソソルビド、トウモロコシなどの食物由来の100%バイオマス素材...優れた耐久性、耐熱性、耐薬品性等で採用拡大
【ソウル(韓国)2023年12月20日PR Newswire】三養イノケム株式会社が自社独自で開発したワイトバイオ素材であるイソソルビド(Isosorbide)が国際認証を取得、本格的にグローバル展開をしています。
韓国の三養グループの化学子会社である三養イノケム株式会社(代表取締役 Kang Hosung)はソウルの三養グループ本社で、'ISCC(International Sustainability & Carbon Certification) Plus'認証書の授与式が開催されました。
ISCC PlusはEUの再生エネルギー方針(RED、Renewable Energy Directives)に符合する継続可能性及び低炭素製品に付与する国際認証です。環境配慮認証分野で信頼性が高い国際機関であるISCCが制定し、原料仕入から製造、販売まですべてのプロセスを評価、認証書を発行しています。
三養イノケム株式会社でISCC Plus認証を取得したイソソルビドはトウモロコシなとの食物由来の澱粉より製造する100%バイオマス素材です。既存の石油由来の素材を代替可能、プラスチックや塗料などの原料になり、韓国国内では三養イノケムのみ製造しています。イソソルビドを原料としてプラスチック、アクリレート、接着剤などに採用すると炭素排出量の低減もでき、透明性、耐久性、耐熱性、耐薬品性、接着力が上昇し、家電、自動車の内外装、食品容器、建築資材など様々なところで活用できます。
三養イノケム株式会社の代表取締役であるKang Hosungは、'ISCC Plus認証を取得、グローバル展開に足がかりを築いた'と言い、イソソルビドの採用を拡大し、環境配慮スペシャリティー素材ビジネスを継続的に拡大すると話しています。
三養グループではイソソルビドを活用する製品開発にも力を入れています。去年EV用環境配慮接着剤を発売し始め、イソソルビドを適用する高透過ポリカーボネートも開発しました。EVバッテリーの熱管理素材の開発を行い、徐々にイソソルビドの採用範囲を広げています。