ネパール首相、著名な建築家ステファノ・ボエリ氏による、ラマグラマ仏塔の保存・強化の先見性ある基本計画を発表

【ラムグラム(ネパール)2023年12月18日PR Newswire】ラマグラマ仏塔(Ramagrama Stupa)での歴史的な祝典で、ネパールのプシュパ・カマル・ダハル(Pushpa Kamal Dahal)首相は、要人や海外からのゲストと共に、この国の最も重要な歴史文化的宝物の1つの保存と強化を確約する構えである共同の取り組みの先触れとなりました。

首相は「今日は、2600年前に遡る古代遺跡である神聖なラマグラマ仏塔を保存するという国家的取り組みに団結して乗り出すという、重大な前進を示す日です。この取り組みは、この国の最も重要な遺産の1つを保護、保存、開発、管理するための団結した取り組みの象徴として歓迎されています」と述べました。

ラマグラマ仏塔は、紀元前600年にさかのぼり、元のままの姿をとどめる唯一の、仏舎利を収めた仏塔として、1997年からユネスコ世界遺産登録の暫定リストに記載されています。

Ramagrama Stupa Masterplan
Ramagrama Stupa Masterplan

この先見性のある基本計画を設計したのは、受賞歴のあるミラノの「Vertical Forest(垂直の森)」や、文化と自然環境の巧みな統合で知られる著名な建築家、ステファノ・ボエリ(Stefano Boeri)氏です。

イベントで発表されたボエリ氏の基本計画では、菩提樹の周囲に直径600メートルに及ぶ大きな曼荼羅を描く草原が広がり、その周囲を17万5000平方メートルの祈りのホール、芸術文化センター、瞑想スペース、博物館が収容される庭園リングが囲み、訪問者に仏塔の重要性と考古学的遺物の魅力的な探索を提供します。

ボエリ氏は「このプロジェクトは、仏教の最も神聖な場所の1つに、祈り、瞑想、平和のための有意義なセンターを創設するという、私たちにとって並外れた挑戦です」と述べました。

ラマグラマ仏塔プロジェクトには、環境に配慮した設計原則が組み込まれています。ボエリ氏のビジョンは、緑地と持続可能な建設手法を強調し、プロジェクトを自然環境と調和のとれた形で統合します。環境保全へのコミットメントにより、このプロジェクトが責任ある文化開発の先駆者になることを確かなものとします。

ス・プロミセッド・ ランド(The Promised Land)会長のNikesh Adhikari氏は「私たちがここラマグラマ仏塔に集まるのは、単に儀式のためではなく、世界の調和を共に目指す旅に乗り出すためです」と語りました。

ラマグラマ仏塔プロジェクトは、ネパール政府、ルンビニ開発財団(Lumbini Development Trust)、およびス・プロミセッド・ ランドのパートナーシップで、モクシャ財団(Moksha Foundation)が支援しており、古代遺跡を保護し、ネパールを文化の保存と持続可能な開発が調和して共存する未来へと推進します。

Ramagrama Masterplan(ラマグラマ基本計画):https://www.moksha.foundation/ramagrama-masterplan