サウジアラビアがIMFC議長国に選出

リヤド(サウジアラビア), 2023年12月15日 /PRNewswire/ -- 国際通貨基金(IMF)は13日、サウジアラビア王国が国際通貨金融委員会(IMFC)の議長国に選ばれたと発表しました。国際通貨金融システムの監督と管理について、システムを混乱させる可能性のある展開中の出来事への対応を含め、IMF理事会に提出します。

Saudi Arabia Selected as IMFC Chair
Saudi Arabia Selected as IMFC Chair

ジャドアーン(AlJadaan)財務相は「2024年から2027年にかけてのサウジのIMFC議長国就任は、サウジの世界的・地域的なリーダーシップに対する国際社会の信頼と、国際的な多国間努力の推進に果たす極めて重要な役割を反映したものです」と述べ、「私は、ナディア・カルビーニョ(Nadia Calvino)IMFC前議長の任期中の功績に感謝し、国際通貨金融システムの安定性と有効性を促進するため、IMFCメンバーおよびIMF経営陣と協力していくことを楽しみにしています」と同財務相は付け加えました。

IMFCは、世界経済の成長と安定に関する事項を審議し、IMFの業務と政策に戦略的方向性を与える重要な手段となっています。

委員会は財務大臣と中央銀行総裁からなる24人の委員で構成され、委員長の選出も含めて全会一致で運営されます。委員会は通常、IMFと世界銀行グループの年次総会と春季総会の年2回開催されます。

サウジがIMFCの議長を務めることは、多国間主義の推進に対する強いコミットメントを再確認し、地域および世界の経済成長を支援する上でサウジが主導的な役割を果たしていることを反映しています。

Photo: https://mma.prnasia.com/media2/2300625/Ministry_of_Finance_IMFC.jpg?p=medium600