CGTN:習近平氏、中国とEUに協力の強化と相違点の処理を要請

北京、2023年12月9日、/PRNewswire/――COVID-19パンデミック後、世界の2大勢力と市場の間で初めてとなる直接の会合、第24回中国・欧州連合(EU)首脳会議が7日、中国の首都北京で開催されました。

中国の習近平国家主席は、シャルル・ミシェル欧州理事会議長およびアーシュラ・フォン・デア・ライエン欧州委員会委員長との会談の中で、激動する国際情勢の中、世界の安定と平和にとって中国とEUの関係が重要であることを強調し、双方が協力を強化し、対話を通じて意見の相違を処理するよう呼びかけました。

中国とEUの関係の適切な描写を支持

今年は中国とEUの包括的戦略的パートナーシップ20周年に当たり、中国とEUのハイレベル交流が頻繁に行われています。

6月、李強首相は就任後初の外遊先としてドイツとフランスを訪問しました。10月、中国・EUハイレベル戦略対話の第12回会合が北京で開催されました。

「中国とEUは、包括的な戦略的パートナーシップという適切な表現を堅持すべきだ」と、習近平主席は木曜日の会合で述べました。また、双方が中国・EU首脳会議と5つのハイレベル対話の指導的役割を十分に活用し、戦略的コミュニケーションを強化し、理解を深め、建設的な対話を通じて相違点を適切に処理するよう促しました。

「体制が違うからといってお互いをライバル視したり、競争があるからといって協力を減らしたり、意見の相違があるからといって対立したりすべきではありません」と習主席は強調しました。

ミシェルとフォン・デル・ライエン両氏は、習近平主席と同じように、EUは中国から切り離れたくはないと強調しました。EUは中国との長期的で安定した、予測可能かつ持続可能な関係を求めており、中国・EU首脳会議が両国の関係再活性化の一助となることを期待しています。

1998年に設立された年次会議メカニズムとしての中国・EU首脳会議は、政治、経済、文化、社会などの分野における双方の対話と協力を強化するための物です。前回のサミットは昨年4月にビデオ会議を通じて開催されました。

今年のサミットでは、双方はまた、国連やG20を含む多国間フォーラムにおける意思疎通と協調を強化し、多国間主義を堅持し、国際的・地域的なホットスポットの政治的解決を促進することを宣言しました。

中国の近代化はEUにとって好機

習近平主席は、「質の高い発展と高水準の開放を求める中国にとって、EUは経済・貿易協力の重要なパートナーであり、科学技術協力の望ましいパートナーであり、産業・サプライチェーン協力の信頼できるパートナーです」と、EUの両首脳に伝えました。

中国とEUは、互いに第2位の貿易相手国であり続けています。公式データによると、2022年の双方向貿易額は8,473億ドルで、毎分間平均160万ドル以上です。

今年は中国が提唱する「一帯一路構想(BRI)」の10周年でもあります。会談の中で習主席は、BRIとEUのグローバル・ゲートウェイとの相乗効果を生み出すなど、「一帯一路」協力を強化する中国側の意欲を表明しました。

中国国家発展改革委員会によると、BRIのフラグシップ事業の一つである中欧班列は、11月末までに欧州25カ国の217都市にサービスを提供し、中欧間の貨物列車を約81,000回運行しました。

ミシェルとフォン・デル・ライエン両氏は、双方が経済・貿易、グリーン、デジタルの分野で対話と協力を強化し、サプライチェーンと産業チェーンを安定的かつ安全に保つことへの希望を表明し、「EU側は、中国経済の長期的かつ着実な成長は欧州の利益となると考えています」と述べました。

習主席は、「中国の近代化と欧州の統合は、中国と欧州がそれぞれ将来を念頭に置いて行った戦略的選択です。

双方は互いを尊重し、支援し、共に歩み進めるために開発戦略の補完性を活用すべきです」と述べました。

https://news.cgtn.com/news/2023-12-07/Chinese-President-Xi-Jinping-meets-with-EU-leaders-1pkQaZeBkJO/index.html