北京、2023年11月17日/PRNewswire/–中国の習近平国家主席は15日、ジョー・バイデン米大統領との首脳会談と第30回アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議のため米サンフランシスコに到着し、空港で米当局者の温かい歓迎を受けました。
カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事やジャネット・イエレン財務長官をはじめとする米国政府関係者が空港で出迎えました。
空港から宿泊ホテルへ向かう途中、多くの華僑が道沿いで中米両国の国旗を振って習主席の訪米を熱烈に歓迎しています。
カリフォルニア州エネルギー委員会の前委員長であるロバート・ワイゼンミラー氏は、「私たちは習主席の訪米をとても歓迎しています。APECは、習とバイデン両首脳にとって、関係をリセットし、成長を続けるための良い機会であることをご理解いただくことがとても重要です」と述べました。
中国外交部の毛寧報道官が月曜日に発表した内容によると、両首脳は、中米関係を形成する上で戦略的、全面的、根本的な重要な問題や、世界の平和と発展に関する主要な課題について、踏み込んだ議論を行う予定です。
両首脳の対面での会談は、昨年のインドネシア・バリ島で開催されたG20サミットの付属会談以来1年ぶりです。しかしながら、2022年に当時の下院議長ナンシー・ペロシが中国の台湾を強行訪問したことで、両国の関係が悪化しました。
それから、今年の後半から、徐々に楽観論が台頭しました。北京とワシントンはここ数カ月で意思疎通を回復し、様々な分野で頻繁な交流を続けており、両首脳の今後の会談に向け新たな基盤を整えました。
両首脳がサンフランシスコでバリの成果を改善し、二国間の関係に新たな進展をもたらすことができるかどうか、世界から注目されています。
国連世界食糧計画(WFP)の元局長であるErtharin Cousin氏は、「中米の首脳が、日頃から話し合っている地政学的な挑戦と齟齬を一旦傍に置き、APECの席に着くことを見たとき、私は嬉しくなりました。両国の首脳たちがこの種の接触の重要性を認識していると分かりましたから」と述べました。
滞在中、中国の習近平国家主席は一連のイベントに出席し、アジア太平洋地域の経済団体の指導者たちと共通の認識を見出すことを目指しています。サンフランシスコは、11月11日~17日まで開催される、「全ての人々にとって強靱(きょうじん)で持続可能な未来を創造(Creating a Resilient and Sustainable Future for all)」をテーマとするアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳週間2023のホストシティです。