Andre Andonian氏がFlagshipに入社しAPAC地域の責任者に
【シンガポール2023年11月9日PR Newswire】バイオプラットフォーム・イノベーション企業Flagship Pioneeringは8日、シンガポールに地域拠点を開設し、アジア太平洋(APAC)地域に進出すると発表しました。これは、今年初めの英国進出に続くものです。Andre Andonian氏がアジア太平洋地域担当会長兼シニアアドバイザーとしてFlagshipに参画し、Flagshipと傘下企業の世界への展開力と影響力のさらなる拡大に重点を置き、同地域におけるFlagshipのプレゼンスを主導します。同氏は、より広範なグローバル戦略、地域投資家との関わり、組織づくりに関するアドバイザーも務める予定です。
Flagship Pioneeringは、より健康で持続可能な未来を保証する多様な製品づくり目指すプラットフォーム企業を生み出し、育成しています。Flagshipは20年以上にわたり、100以上の科学ベンチャーを創出・育成し、その総額は900億米ドルを超えています。現在のFlagshipのエコシステムは、人向けの治療法、農業、栄養にまたがる影響力のある企業43社で構成されています。
Flagshipのアジア太平洋地域へのグローバル・プレゼンス拡大は、今年初めのロンドン事務所開設に続くものです。Flagshipは今月末、画期的イノベーションに焦点を当て、産官学のトップリーダーを集めたイベントを英政府のライフサイエンス局と共催する予定です。
Flagship Pioneering創業者兼最高経営責任者(CEO)のNoubar Afeyan博士は「Flagshipは20年以上にわたり、科学の限界を押し広げ、持続可能な価値を構築しつつ、より健康で持続可能な未来を保証する画期的企業を体系的に生み出してきました」「Flagshipは、シンガポールの新拠点を通じてAPACに進出することで、傘下企業の成長と規模拡大を加速させ、地域の産業界、学界、医療制度にまたがる戦略的パートナーシップを通じた、人々の健康と地球の健康への影響力を拡大することができます」と語っています。
シンガポール経済開発庁(EDB)次官で同庁投資部門EDBIのディレクターを務めるJacqueline Poh氏は「シンガポールには、20年以上にわたって築き上げられてきた盛況な生物医学エコシステムがあります。当地では、国内外のライフサイエンス企業、バイオテクノロジー企業が、画期的イノベーションを加速させ、革新的ソリューションを拡大して、アジアにおけるヘルスケア需要の高まりに対応できます。シンガポールにおけるFlagship Pioneeringの存在は、この成長地域における新たなコラボレーションを後押しし、ヘルスケアと持続可能性にインパクトを与えるでしょう」と語っています。
Afeyan氏はさらに、「Andonian氏をFlagshipに迎えられてうれしく思います。同氏のアジア全域における企業、投資家、政府、その他のステークホルダーとの深く長い協働経験は、この活気ある地域のエコシステム、Flagship、そして当社のファースト・イン・カテゴリー・プラットフォーム企業との有意な関係を特定、構築するのに役立つでしょう」と続けています。
Flagship Pioneeringアジア太平洋(APAC)地域担当会長兼戦略アドバイザーのAndre Andonian氏は「Flagship Pioneeringとその経営陣に加わり、同社と、イノベーション、インパクト、価値創造に対する同社独自のアプローチをAPAC地域に紹介するお手伝いができることを光栄に思います」「アジア全域に存在する多くのチャンスを活用し、Flagshipと傘下のバイオプラットフォーム企業が患者や地球にとっての最大のインパクトを追求しつつ成長し、規模を拡大するのに役立つ、関係やパートナーシップづくりをしていきたいと考えています」と語っています。
▽Andre Andonian氏について
Andre Andonian氏は、30年以上にわたり戦略、経営、組織といった幅広いテーマで世界中の企業に助言してきた経験を持ち、APAC地域でも長年、存在感を示してきました。
Andonian氏はマッキンゼー・アンド・カンパニー(McKinsey & Company)の名誉シニア・パートナーで、シニア・パートナー、日本の会長、韓国のマネージング・パートナーなどとして34年間勤務しました。また、アジア全域でクライアント・インパクト&エクスペリエンスの責任者を務め、アジア、欧州、米国のマッキンゼーの経営陣の一員として、ハイテク、産業、自動車・組立、航空宇宙、基礎素材、バイオテクノロジー、プライベートエクイティー分野のクライアントにアドバイスしてきました。同社のグローバル取締役会メンバーも長年務め、成長、人材、総合知識開発をサポートする上級管理職を幅広く歴任してきました。マッキンゼー入社以前は、米国のMasco Corporation、オーストリア、スペイン、中東のIBMに勤務していました。
Andonian氏は、ADIの社外取締役、米国のCognaizeの取締役会長、シンガポールのAEM Holdingsの指名委員会委員長も務めています。また、ミュンヘン工科大学スポーツ・健康学部の諮問委員会委員、アルメニア科学技術財団理事長、在韓米国商工会議所会頭も務めています。
Andonian氏は、フルブライト奨学生としてペンシルベニア大学ウォートン・スクールでMBAを取得し、地元オーストリア・ウィーンの教育機関で社会学・経済学の修士号と学士号、さらに工学の理学士号をいずれも最優秀の成績で取得しました。
▽Flagship Pioneeringについて
Flagship Pioneeringは、人の健康や持続可能性を大きく変える多様な製品を作り出す可能性のあるプラットフォーム企業を生み出し、育成しているバイオテクノロジー企業です。2000年の設立以来、Flagshipは100を超える科学ベンチャーを創出・育成し、その総額は900億ドルを超えています。Flagshipは現在までに、先駆的企業の設立、育成に34億ドル以上の資金を投入、他の機関からも260億ドル以上の追加投資を受けています。現在のFlagshipのエコシステムは、Denali Therapeutics(NASDAQ: DNLI)、Foghorn Therapeutics(NASDAQ: FHTX)、Generate:Biomedicines、Inari、Indigo Agriculture、モデルナ(Moderna)(NASDAQ: MRNA)、Omega Therapeutics(NASDAQ: OMGA)、Sana Biotechnology(NASDAQ: SANA)、Seres Therapeutics(NASDAQ: MCRB)、Tessera Therapeuticsなど43社で構成されています。
▽メディア問い合わせ先
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