Turn Biotechnologiesが独自のLNPを使い、mRNAを他臓器への分散なしに真皮層に送達した初の企業に

*同社の送達プラットフォームeTurnaTM)が前例のない精度と安全性を保証

*真皮細胞、組織へのmRNAの生体内分布は、高いトランスフェクション効率、遺伝子発現を示す

*データはASDS年次総会で発表

【マウンテンビュー(米カリフォルニア州)2023年11月7日PR Newswire】治療不可能な加齢性疾患治療用の新規mRNA医薬品を開発している細胞若返り企業Turn Biotechnologiesは、標的外臓器への吸収は一切なしに、mRNAを生体の皮膚に安全かつ特異的に送達した最初の企業になったと発表しました。 

Turn Biotechnologies is the first company to safely and specifically deliver mRNA in vivo in the skin without any off-target organ uptake.
Turn Biotechnologies is the first company to safely and specifically deliver mRNA in vivo in the skin without any off-target organ uptake.

同社は、脂質ナノ粒子送達プラットフォームeTurnaを使い、mRNA製剤を生体の真皮線維芽細胞に正確に到達させました。eTurnaが送達した製剤は注射部位に局在し、他臓器には分散しませんでした。

皮膚は身体の自然な保護層であるため、mRNA治療薬を脂質ナノ粒子送達システムで特定の真皮標的へ送達できたのは、重要な成果です。研究者たちは、mRNAベースの治療薬を肺、脾臓、肝臓に送達したことはありましたが、身体最大の器官である皮膚の真皮層を狙い撃ちできた研究者はこれまでいませんでした。

Turn BioのAnja Krammer最高経営責任者(CEO)は「mRNAベースの治療薬を皮膚に正確に送達した最初の企業となったことで、これまで不可能だった投薬治療への扉が開かれました」「臨床現場を目指す過程で新たに重要な節目を達成できたことに、非常にワクワクしています」と語っています。

Turn Bioは、細胞毒性や免疫原性を低いかゼロに維持しつつ、標的細胞や組織タイプに対して高いトランスフェクション効率と選択性を提供する製剤や新規脂質のライブラリーを開発することで、送達プラットフォームeTurnaの画期的能力を拡張し続けています。

Turn Bioの最新の研究成果は、11月2日から5日までシカゴで開催されたAmerican Society for Dermatologic Surgery(米国皮膚外科学会、ASDS)年次総会で発表されました。

カリフォルニア州キャンベルにあるAesthetx形成外科・皮膚科クリニックの皮膚科部長でASDS再生医療セッション議長を務めたAmelia Hausauer博士は「皮膚は効果的かつ安全に治療するのが最も難しい器官なため、Turn Bioの成果は皮膚科医療にとって非常に喜ばしい」「皮膚科医が提供できる治療法を大幅に拡充し、患者の生活の質を劇的に向上させる見通しを示してくれた」と話しています。

TURN BIOTECHNOLOGIESについて

Turn Bioは、細胞レベルでの組織修復と、画期的な薬剤送達システムの開発に重点を置く前臨床期企業です。同社独自のmRNAベースのERA(TM)リプログラミング技術は、エピゲノムの老化作用に対抗することで、最適な遺伝子発現を回復させます。こうして、病気の予防や治療、組織の治癒・再生に必要な細胞の機能を回復させます。これは、不治の慢性疾患と闘う助けにもなるはずです。同社の送達プラットフォームeTurna(TM)は、独自の製剤設計でカーゴを特定の臓器、組織、細胞タイプに正確に送達します。

同社は、皮膚疾患や免疫疾患をターゲットとするテーラーメード治療の前臨床研究を完了しつつあり、眼病、変形性関節症、筋肉組織の治療法の開発も行っています。詳細については、www.turn.bio をご覧ください。

詳細については、以下にお問い合わせください:

Jim Martinez, rightstorygroup

jim@rightstorygroup.com or (312) 543-9026

Photo - https://mma.prnasia.com/media2/2266341/TURN_BIO_INVIVO_BIODISTRIBUTION.jpg?p=medium600