【青島(中国)2023年11月6日PR Newswire】China Petroleum & Chemical Corporation(HKG: 0386, 「Sinopec」)は11月2日、同社の青島LNG(液化天然ガス)受け入れターミナルで、中国初で世界最大でもある27万立方メートルのLNG貯蔵タンクの操業を正式に開始しました。このタンクにより貯蔵能力が、冬の暖房シーズンの5カ月間、216万世帯のガス需要を満たす1億6500万立方メートル増加し、中国北部の天然ガス供給を強化し、保証します。
この巨大LNG貯蔵タンクは、Sinopecが独自に設計、開発、建設したもので、直径100.6メートル、高さ55メートルあり、Sinopec青島LNG受け入れターミナルの第3期建設の主要プロジェクトです。27万立方メートルのタンクは、独自の知的所有権を有する17件の特許取得済みの技術を導入し、主要構造部分はわずか18カ月で完成し、27カ月以内でフル操業に入りました。
その建設過程でSinopecは、20以上の核となる装置のアプリケーションを現地化して、調達コストを大幅に削減し、タンクの現地化水準を中国最高の95%まで引き上げました。
これと同じ日にSinopecの天津LNG 受け入れターミナルは第2期建設を完了し、3基の22万立方メートルの貯蔵タンクがフル稼働に入りました。これにより天然ガス貯蔵能力は4億立方メートル以上増え、天津ターミナルの合計貯蔵能力は中国最大の10億8000万立方メートルとなります。青島と天津のSinopecの2つのLNGターミナルは、それぞれ7基と9基の貯蔵タンクを備えて合計貯蔵能力は16億8000万立方メートルとなり、冬のシーズンの資源供給を一段と保証します。
Sinopecはこれまで、生産、供給、貯蔵、販売の全範囲にわたる戦略的計画に従って、天然ガス貯蔵能力の拡大を続け、グループは現在、50億立方メートルのLNG貯蔵能力を有しています。Sinopecはこれまで、中原クラスター、金壇、Wen96、Jianghan Yanxueなど、12の天然ガス貯蔵拠点を建設し、その一方、天津と青島でLNG受け入れターミナルの拡張も行っています。
Sinopecは今後、5年計画期間中に中国でより多くの天然ガス貯蔵拠点とLNG受け入れターミナルを建設して、天然ガス貯蔵を強化し、ガス消費調整能力を最大にし、LNG貯蔵能力の拡大を目指します。