ストックホルム, 2023年10月26日 /PRNewswire/ -- 毎年10月29日の世界乾癬デーには、世界各国の乾癬性疾患コミュニティーが団結し認識を高め、前進しようと奮闘します。2023年のテーマ「全ての人にアクセスを(Access for All)」は、地域、収入、健康状態に関わらず、誰もが必要な医療サービスを受けられるようにするユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の必要性を強調しています。この世界的取り組みでは、コミュニティー全体が一丸となり、乾癬性疾患とUHCに関する知識と洞察を共有し、より健康的な世界へ向け大きな一歩を踏み出しています。
乾癬性疾患は、痛みを伴う重篤で生涯にわたる非感染性疾患(NCD)で、世界中で数百万人が罹患しています。また、併存疾患を伴うことが多く、最も一般的なものとしては肥満、高血圧、糖尿病、心血管疾患が挙げられ、例えば、重度の乾癬患者は2型糖尿病を発症するリスクが46%高く、主要心血管イベントを経験する可能性も58%高くなります(注1)。UHCの保険給付パッケージの対象を乾癬性疾患の治療にも広げ、総合的かつ人中心のケアを促進することが不可欠です。
残念ながら、医療へのアクセスは断片的かつ困難な状態が続いています。世界的な医療従事者不足が問題をさらに深刻にしており、必要不可欠なケアを提供できる医療従事者の数は限られています。世界中で30億人もの人々が皮膚疾患の適切な治療を受けておらず(注2)、世界保健機関(WHO)は、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジを達成するには、さらに1500万人の医療従事者が必要だと推計しています(注3)。残念ながら、皮膚疾患やリウマチ疾患の専門知識を持つ医療従事者はさらに少ないのが実情です。
2023年の世界乾癬デーにあたりIFPAのFrida Dunger Johnsson事務局長は、「医療へのアクセスは万人のための普遍的で公平なものでなければなりません。私たちは、乾癬性疾患と共に生きる全ての人々のために、このビジョンを現実のものとすることを約束し、明るい未来を待ち望んでいます」と組織全体を代表し、世界に向けて力強いメッセージを発信しています。
ルワンダ出身のPierreさんのストーリーをご覧ください: https://www.youtube.com/watch?v=mwGluozx1AU
2023年世界乾癬デーの詳細および参加方法については、psoriasisday.org をご覧ください。
▽IFPAについて
1971年に設立されたIFPAは、乾癬性疾患協会の国際的連合体です。IFPA加盟協会は、乾癬性疾患と共に生きる世界中の6000万人以上の人々を代表しています。IFPAの詳細については、https://ifpa-pso.com をご覧ください。
(注1)NCD Alliance. "Addressing NCDs: Psoriasis and its Co-morbidities."2017. https://ncdalliance.org/resources/addressing-ncds-psoriasis-and-its-co-morbidities
(注2)9 Coustasse A. et al. "Use of teledermatology to improve dermatological access in rural areas." https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30741608/
(注3)World Health Organization. "Global Strategy on Human Resources for Health: Workforce 2030: Reporting at Seventy-fifth World Health Assembly." 2022. https://www.who.int/news/item/02-06-2022-globalstrategy-on-human-resources-for-health--workforce-2030
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