【バリ(インドネシア)2023年10月19日PR Newswire】第10回世界水フォーラム(World Water Forum)の第2回Stakeholders Consultation Meeting(SCM、ステークホルダー(利害関係者)準備会合)が10月12–13日、インドネシアのバリで成功裏に開催されました。合意と提案がなされ、それらは2024年の第10回世界水フォーラムで最終決定されます。
会合には、国家元首や中央政府、地方自治体、議会、組織、コミュニティーで構成される73カ国のステークホルダー1094人が集まりました。
2日間の第2回SCMで、ステークホルダーはコンセプトを案出し、テーマ別と地域別のサブテーマ、トピック、地域優先事項を絞り込みました。
政治プロセスは、国家元首から閣僚、国会議員、流域当局、地方自治体に至るさまざまなレベルの政策決定リーダーの関与を可能にしました。政治プロセスの調整組織は、それぞれ期待される結果と暫定ロードマップを共有しました。
また、Mediterranean Water Institute、アジア・太平洋水フォーラム(Asia-Pacific Water Forum)、アジア水協議会(Asia Water Council)、African Minister's Council on Waterの地域ステークホルダーとの協力協定の調印にも成功し、地域的側面を受け入れて、地中海、アジア太平洋、アフリカ、米州の水管理でさまざまな課題と解決策を認識するという強い決意を表明しました。
世界水会議(World Water Council, WWC)のEric Tardieu副代表は、2日間の討議で気候、水、エネルギー、食料、エコシステム、健康のつながり、自然基盤の解決策、グリーンインフラ、水の安全、生態系の健全性、循環する水など、新しい主題がより重要になっていると述べました。
副代表は「われわれは、水インフラのための資金調達、水の回復力と安全、水管理の正義と社会包摂、計画へのステークホルダーの関与と一般参加、問題と解決策のより包括的な統合の必要性、さらに、証拠に基づく水政策を裏付け、一般人の意識を高めるデータの重要性も認識しています」と続けました。
第10回世界水フォーラム国内組織委員会のMohammad Zainal Fatah事務局長は、出席者が6つのテーマ別プロセスの枠組みで、問題と課題を詳しく述べたと付け加えました。水の安全と繁栄、人と自然のための水、災害リスクの軽減と管理、ガバナンス・協調と水の外交、持続可能な水金融、知識とイノベーションのテーマです。
Fatah氏は「われわれは、2024年の第10回世界水フォーラムが確実に強力な成果を生み出し、持続可能な水管理に対する政治的関与を請け合う継続的な協力に期待しています」と締めくくりました。
▽問い合わせ先
Secretariat of the 10th World Water Forum
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