クロアチアのSKDDがMontranの最新ソリューションを通じた新たなT2S対応の証券集中保管ソリューションCSDを開始
【ザグレブ(クロアチア)2023年10月12日PR Newswire=共同通信JBN】クロアチアの金融環境は2023年9月11日、未来に向けて大胆な一歩を踏み出しました。クロアチアの集中保管・清算会社としても知られるSredisnje Klirinsko Depozitarno Drustvo(SKDD)は、新しい証券集中保管機関(CSD)プラットフォームの稼働が成功したと発表しました。この新プラットフォームにより、欧州証券決済プラットフォーム「TARGET2-Securities(T2S)」の運用開始が可能になります。
Montranとの提携で実現したこの画期的な成果は、クロアチア資本市場インフラストラクチャーの進化で極めて重要な瞬間を意味しています。持続可能な証券市場管理のための最先端のソリューションをもたらします。新しいCSDプラットフォームにより、SKDDはT2Sを通じてユーロ圏と効率的に統合し、電子化された有価証券のライフサイクル全体を管理できるようになります。これには、登録、発行市場と流通市場の清算、決済、企業活動の処理が含まれます。これは、運用にISO 20022メッセージを使用するストレートスルー処理 (STP)の最良事例と完全なサポートに基づいて構築されています。
SKDDのDora Matosic取締役会社長によると、「これらの新しいプラットフォーム導入の成功は、クロアチアの証券市場インフラをアップグレードする上で画期的成果であり、T2Sに参加することで、クロアチア資本市場の安定性と効率性のさらなる発展に寄与し、証券決済のより高度で統合されたインフラを提供します」。
Montran EuropeのRaegan Escaゼネラルマネジャーは「Montranの最先端のCSDソリューションとT2Sに関する当社の経験は、クロアチア市場に実証済みのプラットフォームを提供し、すべての利害関係者がT2Sへの完全な統合、市場の最良事例、調和されたコーポレートアクション(企業の財務上の意思決定)の処理と通知、および最新のISO 20022メッセージの恩恵を受けます」「当社はこのプラットフォームがクロアチア資本市場の革新と成長を促進すると確信しています」と述べました。
▽クロアチアのSredisnje Klirinsko Depozitarno Drustvoについて
Sredisnje Klirinsko Depozitarno Drustvo(SKDD)は1997年に創業、クロアチアの有価証券集中保管機関および電子化された証券の登録機関として運営されています。SKDDは過去5年半にわたり、クロアチアの資本市場を欧州の商慣行にさらに一体化することを目指すプロジェクトに積極的に取り組み、クロアチア資本市場の将来の発展の基礎を築いてきました。詳細は次を参照:www.skdd.hr
▽Montranについて
Montranは、決済と証券市場インフラストラクチャー・ソリューションの大手事業者であり、80カ国以上で世界有数の金融機関に必要不可欠な設備と運用を行うサービスを提供しています。詳細は次を参照:www.montran.com