Pierre Fabre LaboratoriesとVernalisが腫瘍向け創薬で提携を発表

カストル(フランス)、ケンブリッジ(英国), 2023年9月25日 【PR Newswire】Pierre Fabre Laboratories(ピエール・ファーブル・ラボラトリーズ)とHitGen Inc.の完全子会社Vernalis(R&D)Ltd(「Vernalis」)は、複数のがんをターゲットとする前臨床候補化合物を同定するため、長期パートナーシップを締結したと発表しました。

 

 

契約条件に基づき、Vernalisはその専門知識を生かし、明らかにされていない標的ポートフォリオに対する創薬を可能にし、フラグメント手法および構造ベース手法により、その活性を調節する低分子を同定します。本研究は、Pierre Fabre Laboratoriesの腫瘍領域での経験と組み合わされ、Pierre Fabre Laboratoriesがさらなる開発・商品化を目指すさまざまながん治療薬候補を同定していきます。Pierre Fabre Laboratoriesは、Vernalisの研究資金を提供するだけでなく、研究および臨床マイルストーン、および上市された製品のロイヤルティーも支払います。契約条件の詳細は明らかにされていません。

VernalisのJames Murray研究部長は「この戦略的パートナーシップは、多種多様な治療ターゲット向けの創薬と臨床候補化合物の同定でイノベーションと成功を収めてきたVernalisの実績がベースとなっています。Pierre Fabre Laboratoriesと長期的パートナーシップを構築し、がんの生態や臨床開発に関する深い専門知識を活用させていただきたいと考えています」と話しています。

Pierre Fabre Laboratoriesの医療研究開発責任者Francesco Hofmann氏は「Vernalisとの提携は、当社にとって重要な節目となります。構造ベース創薬という重要分野でVernalisの専門知識を活用して、複数の腫瘍ターゲット向けの高品質の臨床候補化合物を届けていただければ、当社の低分子創薬パイプライン開発にとって真の財産となります」と話しています。

Pierre Fabre Laboratories(ピエール・ファーブル・ラボラトリーズ)について

Pierre Fabre Laboratoriesは、腫瘍領域でのイノベーション、開発、製造、商品化で40年以上の経験を有するフランスの大手医療・美容企業です。同社は2022年に研究開発費の約80%を腫瘍領域に投じ、標的治療は研究開発の主要な優先課題と宣言しています。同社の腫瘍領域における現在の商業ポートフォリオは、大腸がん、乳がん、肺がん、メラノーマ、血液がん、および光線性角化症などの前がん性皮膚疾患をカバーしています。

Pierre Fabre Laboratoriesは2022年、27億ユーロの売上高を計上、その69%は120カ国での海外販売からでした。同グループは、1962年にフランス南西部に設立されて以来、製品の90%超をフランスで製造、世界中で約9600人を雇用しています。同社は、政府公認の公益財団法人Pierre Fabre Foundation(ピエールファーブル財団)が株式の86%を所有、残る株式は国際的な従業員持株制度を通じて従業員が所有しています。Pierre Fabre Laboratoriesの持続可能性方針は、独立認証機関AFNORのCSRラベル(持続可能な開発に関するISO26 000規格)において「模範的」レベルと評価されています。

Pierre Fabre Laboratoriesの詳細については、www.pierre-fabre.com, @PierreFabre をご覧ください。

Vernalisについて

Vernalisについての詳細は、www.vernalis.com をご覧ください。

メディア問い合わせ先

Pierre Fabre Laboratories:
Laure Sgandurra
laure.sgandurra@pierre-fabre.com

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ソース:Pierre Fabre