ファーウェイが金融業界向けのホワイトペーパー「Striding Towards an Intelligent World」を発表

【上海2023年9月25日PR Newswire】 HUAWEI CONNECT 2023の会期中、ファーウェイ(Huawei、華為技術)のDang Wenshuan首席戦略アーキテクトは、10の主要産業を対象にしたホワイトペーパーシリーズ「Striding Towards an Intelligent World(インテリジェントな世界に大きく踏み出す)」を発表しました。

このホワイトペーパーでは、金融機関がゲームの一歩先を行くアジャイルでレジリエント、かつインテリジェントなインフラストラクチャーを構築するために取り入れることができる推奨アクションを提案しています。

Dang releases the white paper
Dang releases the white paper

Huawei Global Digital FinanceのJason Cao最高経営責任者(CEO)は、ホワイトペーパーで詳述されている課題を引き起こす6つのトレンドについて概要を聴衆に説明しました。

1.1995年以降に生まれたデジタルネイティブが徐々に消費支出で優位に立ってきています。これと同時に、生成AIが世界を席巻しています。AIを活用して感情に訴えるインタラクションが、顧客にリーチする主な方法となるでしょう。

2.完全にデジタル化されたトランザクションにより、カード、現金、カウンターサービスの必要性が徐々になくなっています。世界の中央銀行はデジタル通貨の導入を急いでいます。これは、大規模な暗号化されたトランザクションを処理する金融機関の能力に課題をもたらします。

3.従来の中小企業はデジタル化の水準が低いままです。従って、効果的な技術的手段が不足しているため、タイムリーな金融サービスを受けることができません。これは、信頼できる管理と在庫の所有権に関しても理想的とは言えない状況をもたらします。

4.新しいタイプのトランザクション詐欺やサイバー攻撃が次々と登場してきました。従来のリスク管理やサイバーセキュリティーの手法では、これらに対処することはほとんどできません。金融機関の経営と資金の安全が脅かされています。

5.基本的な技術アーキテクチャーはクローズドからオープンに移行しています。金融機関は、トランザクション量がピークに達した際に安定したパフォーマンスを確保することが求められます。自然災害のような極端な状況でビジネスの高可用性を確保しようとすると、極めて大きなハードルに直面することになります。

6.資産規模が停滞する中、銀行は業務とITの支出を厳しく管理し、業務を改善しています。

将来に向けて、ファーウェイは「MEGA」ターゲットアーキテクチャー(マルチDC・アズ・ア・コンピューター、E2Eエクスペリエンス、グリーン、自律)を提案してきました。これは、金融機関がストレージ、コンピューティング、光、ネットワーク、クラウド、データを相乗的に活用してテクノロジーを包括的にアップグレードし、ビジネスとサービスの両方のインテリジェンスを加速できるように支援します。

このホワイトペーパーでは、さまざまな事例を通じて、金融機関がデータとAIを統合した大規模モデルをトレーニングして、リアルタイムのリスクコントロールやインテリジェントなインタラクションなどのスマートアプリケーションを実現する方法を詳述しています。さらに、クラウドエッジコラボレーションを特徴とするAI推論を通じて中小企業の在庫担保融資をどのように活性化できるか、また銀行がIPv6 EnhancedとWi-Fi 6/7を使用してトランザクションおよびインタラクティブアプリケーションの品質を保証する方法についても詳しく説明しています。ホワイトペーパーでは、金融アプリケーションのモダナイゼーション、マルチセンターおよびマルチアクティブDR、マルチレイヤーの徹底したセキュリティー保護、クロスレイヤーのインテリジェントO&Mなど、多数の革新的なソリューションも紹介しています。これらのソリューションは、金融機関が最適なエクスペリエンス、アジャイルなビジネス、オープンイノベーション、インテリジェントな自律性を生み出し、AI時代のさらなる成功に向けてデジタルおよびインテリジェントトランスフォーメーションを加速するのに役立ちます。

ホワイトペーパーの詳細はウェブサイトhttps://www.huawei.com/en/thrive-with-digital からダウンロードしてください。

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